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御嶽山の太古の森 ~油木美林~
- 2018/04/08(Sun) -
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御嶽山へ上るルートはいくつかあるが、
木曽町から登るルートの麓付近に油木美林と呼ばれる原生林が広がる一帯がある。
そこにかかる「こもれびの滝」と「不易の滝」を巡るのが今回の目的。
さすがにここから御嶽山へ行くほどの実力はない。

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最初は心地よい木漏れ日の中の森林ウォーキング。
遊歩道も整備されていて、快適に歩くことができる。

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しかし、しばらく進むとそこは原生林の世界。
原生林と言えば響きはよいが、実際は多種多様な樹木に雑多に覆われ、
鬱蒼とした森林地帯。
整備されていない森は、心地よいというよりは人を拒むような薄暗さがある。
御嶽山の噴火や地震などの影響だろう、
遊歩道に大きな岩がごろんと転がっている。

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こもれびの滝まではそう時間はかからない。
川の流れが見えてきて、奥に水しぶきを上げて落ちる小さな滝。
滝の部分だけ光が差し込み、これがまさしくこもれびの滝の所以だろう。
天気が良ければ光芒でも差し込みそうだが、
あいにくこのタイミングで曇り空になってしまった。

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遊歩道から外れ、川の横を滝方向に進んでみる。
滝は2段になっていてそれぞれ小さな滝壺を持っているようだ。
黒い岩肌に白いしぶきが映える。
また覆いかぶさるような緑も水しぶきを浴びてより濃く緑に色づいている。

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再び遊歩道に戻って上流へ向かって歩く。
ちょうどこもれびの滝の横を通っていくのだが、
上から見下ろすと滝壺の水が恐ろしいほどの濃いブルー。
やはり御嶽山の山麓だけあって、火山の成分も混ざっているのだろう。

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油木美林を歩いていると様々なところから水が流れてきて、
清々しいエネルギーを感じる場所。
至る所に沢があり、周りの湿度が高いため、
苔が発達していて、緑に映える景色がとても美しい。

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苔むした岩は日本庭園を思い浮かばせるのだが、
周りの景色は倒れて朽ちた木々にそれを乗り越えて育つ新しい木々。
まさに原生林の混沌とした世界が広がる。

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火山の噴火と地震の後に訪れているので、
まだあまり復旧作業が入っていないのだろう。
原生林は太古の森の姿を取り戻すかのように、
遊歩道を飲み込んでいく。
古びた木々は容赦なく朽ちて倒れ、大雨時の濁流時に
川を流されていく。
そんな容赦ない自然の景色が広がってきたころ、
奥に不易の滝の姿を見ることができた。

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観光滝とは一味違う、原生林の中を滴り落ちる滝。
倒れる木々に新しく芽吹く緑。
自然の新陳代謝のなかに落ちる不易の滝

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不易という名は、太古より容姿を変えぬという意味から名づけられたのだが、
幾多の生死を繰り返しながら変わらずに存在しつづける、
そんな生命力のある滝のように見えた。

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滝は見事な崖からまっすぐ下に落ちる直瀑なのだが、
特徴的なのはその下半分部分。
滝の流れよりはるかに広い幅から水が染み出るように滴っている。

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かなりの量の水が伏流しているのだろう。
滝の途中から湧き水になってどんどんあふれ出している。
水があるために滝の岸壁に緑の草が生えてきたのだろうか。
華厳の滝のミニチュア版とも思える。

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今回の油木美林の散策はこの不易の滝まで。
御嶽山の裾野に広がる太古の森で出会った素晴らしい滝。
そこは自然の生命力を十二分に感じられる場所だった。



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