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大地の息吹 ~仙人滝~
- 2018/01/08(Mon) -
御嶽山がちらりと見える

濁河温泉街へ向かって車を走らせる。
下呂温泉から小坂の滝巡りの拠点「道の駅はなもも」を経由して、
ひたすらくねくねの山道を登っていく。
標高1800メートル、御嶽山の七合目にある温泉は
自家用車でたどり着くことができる温泉としては日本最高所に位置する。

途中、雲に覆われた御嶽山の姿がちらりと見えた。
2014年の噴火の爪痕の痕跡などなかったかのように、
その雄大な姿を見せてくれていた。

御嶽山の登山口から

御嶽山登山までの時間も体力もないので、
この日は途中の仙人滝を目的地とする。
温泉街を通り抜け、登山口の駐車場に車を停めた。
仙人滝へはこの川を渡るところからスタートする。

橋の上からちらりと白糸の滝

橋を渡る途中、右側下流側にちらりと別の滝の姿が見えた。
おそらく白糸の滝だろう、濁河温泉の道路脇に落ちる小さな滝で、
帰り道にでも寄ってみることにしよう。

まずは登山道を歩く

仙人滝へは御嶽山への登山道を歩くことになる。
神聖な山として数々の信仰を集める御嶽山だが、
一歩足を踏み入れると、力強く生える緑と時折感じる硫黄の匂いに、
生命の息吹を感じる。
この独特な雰囲気が神格化されるゆえんなのかもしれない。

すぐに分岐

5分も歩けば道は分岐して、山頂への道と仙人滝へと別れることになる。
左へ進むと緩やかに下り坂となって、川沿いへと降りていく。
こちらの道は人気がないのだろうか、
蜘蛛の巣が沢山残ってて、油断すると蜘蛛の巣に絡めとられてしまう。

川に降りてくる

川が見えてきた。
白いしぶきをあげながら緑の中を流れていく水はとても綺麗だが、
川に近づくにつれて硫黄の匂いが強くなってくる。
御嶽山が今も生きている火山ということを否が応でも感じさせられる。

苔むした川

川の石には苔がびっしりと生えていて、
赤い岩とのコントラストが美しい。
硫黄などのミネラルが豊富なことが影響しているのだろうか、
苔を中心とした緑がとても生き生きと育っているような気がする。

赤い岩肌

ほどなく緑の中から仙人滝が姿を現した赤い岩肌に白い髭を下したような
まさに仙人の風貌をした滝。
御嶽山の豊かな緑に抱かれた神秘的な滝だった。

隣の湧き水

滝の右岸には湧き水が小さな滝となって流れ出ている。
これも豊かな自然が生み出した産物であろう。

硫黄のにおいが漂ってくる

滝に近づくにつれて硫黄の匂いが強くなってくる。
水に温泉の成分が混ざっているのだろう、
しぶきを受けた滝壺付近の岩は赤褐色に染められている。

岩肌を伝う流れも良い

赤い岩肌を伝う水もまた魅力的。
水の流れが何人もの白髪の仙人を浮かびがらせる。

美しい流れ

御嶽山の山懐深くで出会った滝は、
大地の生命力を感じる滝だった。
この滝前の空間は視覚、聴覚、嗅覚を奪い去るまるで別世界。
しばらくここに立ち尽くし、見入るばかりであった。


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