元乃隅稲成神社 ~漁師達のお稲荷さん~
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- 2017/01/04(Wed) -
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日本の絶景として有名になってきた元乃隅稲成神社。
山口県の長門市と言うなかなか交通の便が悪いところだが、 朝早くにもかかわらずたくさんの人たちで賑わっていた。 ![]() 海へと続く赤い鳥居。 そして草木の緑と青い海。 3色のコントラストが素晴らしい景観を作っている。 さすがCNNの日本の最も美しい場所31選に選ばれただけはある絶景だ。 ![]() 鳥居の先には何があるのだろう。 美しい海と岩山。 そうあの岩山は竜宮の潮吹きと呼ばれていて、 波が高い日には岩壁に当たった海水が吹き上げられ、 潮が吹いたように見えるらしい。 この日は海も穏やかで見ることはできないが。 ![]() 鳥居の並ぶ階段を降りる。 さながら赤いトンネルだ。 伏見稲荷の千本鳥居にも似た鳥居の続く道。 鳥居は神様のいる幽界に続く門と言われているが、 この先は神様の領域と言うことなのだろうか。 ![]() 赤いトンネルを抜けた先にある青い海。 そして竜宮の潮吹と呼ばれる岩山。 これが元乃隅稲成神社のご御神体なのだろうか。 ![]() 本日の神様は大人しいようだ。 海は穏やかで潮を吹くようなことはない。 ![]() 海は日本海とは思えないくらい綺麗で、 浅瀬は珊瑚礁を思い浮かばせるようなコバルトブルーに色づいている。 ![]() 岩山に上ってみると、小さな菩薩様が祭られていた。 あれ、こちらは神社なのに仏様なのね。 鳥居の向こうに仏様がいるなんて神社としてはおかしいな・・・ ちょっと違和感を感じる。 ![]() さあ、戻ろう。と思って今通ってきた鳥居のトンネルを振り返ってふと思った。 鳥居は海へと続いているのではなく、海からあの崖の上に続いているのだと。 こちらが神社への入口なのだと。 この元乃隅稲成神社はかつて漁師が枕元に白狐が現れて、 「吾をこの地に鎮祭せよ。」とお告げがあったのを由来とする。 漁師からすればこの崖の岩は絶好の目印となったはずで、 それを神様として祀ったとすれば納得がいく。 そう、この鳥居は海の漁師目線で作られたもの。 だから海から陸へと鳥居が続いているのだ。 ![]() もう一つこの神社には面白いものがあって、 賽銭箱が鳥居の上につけられていて、 日本で一番入れにくい賽銭箱として有名なのである。 ![]() 元乃隅稲成神社は稲成は「稲荷」ではなく「稲成」という字が当てられる。 祈願が成就するということから、「成」という字になったということだが、 なかなか簡単にはお願いさせてくれない・・・。 ======================= ブログランキングに投票お願いします! クリックしてもらえると、今後の更新の励みになります。 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓ ![]() 人気ブログランキングへ 「たびねす」でも記事を書いてます。 ![]() |
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