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無限廻廊 ~吉備津神社~
- 2015/04/29(Wed) -
岡山市にある吉備津神社
吉備津神社に祀られているのは大吉備津彦大神。
大吉備津彦大神は崇神天皇の頃に山陽道を平定したと言われ、
吉備地方の基礎を築いたとされる。

急階段を登る

一方、この地方には温羅(うら)という鬼が住んでいたと言う伝説がある。
その温羅を倒したのが大吉備津彦大神で、
これが桃太郎のモデルにされたとも言われている。
つまりこの吉備津神社桃太郎が祀られている神社という事でもある。

長い回廊

吉備津神社の急坂の階段を登って、回廊へ。
この廻廊が神社の一番のポイントで、
なんと360mも続いている。

赤い門を越えて

ゆるやかな坂道となっている廻廊を歩いて、
赤い門のところまでやってきた。
ここからは下りになっていて、さらに延々と廻廊が続いている。

まだまだ続く

いやはや、これは長い。
終着点が見えないほど長いので無限に続く廻廊のようだ。

光が差し込む

日差しが斜めから差し込み、
柱の影が通路に線を描く。
影が真横になれば、線路の枕木のようになる。
そういえば天橋立に松林の影が線路を作るようば場所があったことを思い出した。

今度は長い階段

廻廊の途中に左へ出る道があったので、ちょっと寄り道を。
鳥居をくぐった先には今度は長い階段。

登る登る

無限廻廊の次は無限階段か。
階段の行き着く先には何やら建物が見える。

岩山宮

ここは岩山宮と呼ばれているらしい。
この場所は吉備津神社とは少し雰囲気が異なり、
HPの説明を見ると、吉備国の地主神を祀っているとのこと。
どうもややこしいのだが、大吉備津彦大神と言うのは
中央政権である天皇が送り込んだ神様で、
もともと地元の神様は別に存在したと言うことだろうか。
こちらの神様は非常に質素である。

無限回廊

再び廻廊に戻って先へ進む。
360mを歩ききって後ろを振り返ると、
この廻廊の長さを実感できる。

水車

先ほどの岩山宮は山側にあったが、
今度は逆の外に出てみた。
こちら側はちょっとした広場になっていて、
その一角には水車が回っている。

外観

少し離れて、廻廊を外から眺めてみる。
逆アーチ型に続く廻廊はなかなか壮観な景色。
壮大な建築物を建てることによって中央権力の力を誇示したといったところだろうか。

本殿

廻廊を引き返し、今度は本殿へ。
なかなか古い建造物で、歴史を感じる造りになっている。

かつて大吉備津彦大神が倒したと言われる温羅と言う鬼の城跡と呼ばれる場所が、
この近くの総社市の山の上に残っている。
その名も鬼ノ城
数年前に訪れた事があるのだが、
これまた山全体を要塞にしたような巨大な山城だった。

ちょっと話はそれるが、岡山には鬼神戦隊ジャケンジャーXなるご当地キャラがいて、
こちらの設定が温羅一族の末裔で悪を倒すヒーローなんだとか。
さらに、毎年うらじゃ祭りという高知のよさこいのようなイベントが開催されていたりする。
この辺から考えると、温羅は悪役にされているが、
実はもともとこの地方を治めていたのが温羅のほうで、
大吉備津彦大神というのは中央から遠征で吉備を制圧した侵略者ではないのかという
構図が考えられる。
その正当性を作り出すために、桃太郎と言うおとぎ話を作り上げ、
温羅=鬼という構図を作ってしまったのかもしれない。

桃太郎のおみくじ

本殿の前には桃太郎おみくじなるものが設置されていた。
イラストのバックはチカチカ光っていて、非常にシュールなおみくじ・・・

祈願トンネル

さらに奥には祈願絵馬のトンネルが。
学問・学芸の神様を祀っていて、江戸時代から厚く信仰されてきたとか。
ん?待てよ、大吉備津彦大神って、要は中央政権軍の将軍でしょ。
武芸とかの神様なら分かるけど・・・
日本の神社特有の何でもありかな・・・

犬養毅

吉備津彦神社の外には犬養毅の銅像が建っている。
犬養家は古くは大吉備津彦大神の隋神として仕えたことがあるとの謂れがあるという。
そうか、それで犬。
桃太郎のお供の犬と言うわけか。

なんとなく桃太郎のお話の裏側が見えてきたように思う。


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