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天国の草原 ~瓶ヶ森~
- 2014/12/31(Wed) -
青い空に向かって

瓶ヶ森UFOラインから瓶ヶ森登山口の駐車場へ。
ここからはお手軽登山のスタートだ。

簡単な地図ですが

簡単な地図の看板があったので、現在地を確認。
瓶ヶ森には男山と女山という二つのピークがある。
女山の方が高く、標高1897mという西日本屈指の高さだ。
とはいえ、駐車場で1650mぐらいあるようなので、
そんな高山にもお手軽に登ることができる、はずである。

また、麓には瓶ヶ森の名前の由来となった瓶つぼという小さな泉があるらしい。
今回は男山、女山と回り、最後に瓶つぼに寄るという周回ルートをとることにした。

大台ケ原を彷彿

高原ならではの抜けるような青空。
森林限界を超えているので、頭上には一面の青空が広がっている。
かつては瓶ヶ森の名前の通り、ここは森だったのだろうか。
立ち枯れした木の残骸が物語っているようだ。

男山

道はササ原の間を抜けるように続いている。
延々と登りが続くので、いくらお手軽とはいえ、すぐに汗だくになってしまう。
そのササ原の向こうに男山の山頂が見えてきた。

笹の草原

登れば登るほど視界は広がっていき、やがて遠くにひときわ切り立った山が見えてきた。
そう、これが霊峰石鎚山
高い山が連なるこの一帯の中で最も存在感のある山。
一目でこれが霊峰と呼ばれる山だと認識できる。
草原の向こうに石鎚山。なんという絶景だろう。

ロープでよじ登る

ほとんどが緩やかな坂道なのだが、男山付近だけ切り立った岩山になっているため、
こういうロープでよじ登る場所もあったりする。

駐車場が遠く

振り返ると遠くに駐車場が見える。
下から見上げるとさほど距離がなさそうに見えるのだが、
上から見下ろすと、逆に遠く感じてしまう。
スタートからここまで30分程度。そこまで歩いてはいないか。

男山頂上

男山山頂に到着。
瓶ヶ森石鎚山と並んで信仰の山である。
かつて石鎚山が女人禁制だった頃、女性はこの瓶ヶ森に登っていたらしい。
小さな祠が建てられている。

女山の絶景

次は女山を目指す。
女山は岩でゴツゴツした男山と違って、なだらかな丘陵上になっている。
その名の通り、女性的なやさしい感じの山だ。
ただ、標高は男山より高く、ここからだと一度下がってからまた登るという行程になる。
見た目はやさしいが、たどり着くのは見た目ほど楽ではない。

どこまでも続く草原

女山の周りにはどこまでも続くササの草原。
この一帯は氷見二千石原という名前が付けられているらしい。
霊峰石鎚山を横目に標高1800mの大草原はまるで天国にでも来たかのようだ。

神様が飛び立つ

その時、石鎚山からなにか白いものが空へと飛び立っていった。
おそらく飛行機が作った雲なのだが、
場所が場所だけに神様が空へ飛び立っていったかのようだ。

もう少しで頂上

さあ、もう少しで女山の頂上だ。
しかし周りのササ原が次第に道に覆いかぶさってきて、
ほぼ獣道のようになってしまった。
よく見ていないと道がどこを通っているのかわからなくなる場所もあり、
ササをかき分けるように進むような状態になってしまった。

1898m

女山の頂上に到着。
頂上付近は広いスペースがあり、登ってきたたくさんのハイカーたちが、
それぞれ好きな場所に座っておにぎりを食べたりしながら休憩している。
どこに座っても360度の大パノラマで、壮大な景色が広がっている。

頂上の看板には、1898mの文字が。
下の看板の地図には1897mと書いてあったような気がする。
正式にはどっちなんだろう・・・
1mぐらいなら誤差の範囲か。

雄大な景色

頂上からの眺めは本当に気持ちがよく、
先ほど走ってきた瓶ヶ森UFOラインもはっきりと確認できる。
その道沿いに東黒森、伊予富士と1800mクラスの山々が連なる雄大な風景。
反対側には氷見二千石原と石鎚山の絶景。
これだけの絶景は他に日本アルプスぐらいしかないのではなかろうか。

だいぶ降りてきた

女山から別のルートで降りる。
氷見二千石原のど真ん中を通るルートだ。
頂上から離れると、こちらもササをかき分けながら進む道になる。
ジメジメした森の中だと、草をかき分けると汚れたりして難儀するのだが、
ここは太陽の下の乾燥したササで、高さも腰より下ほどなので、
ササをかき分けて突き進むのもなかなか楽しいものだ。

瓶つぼに向かいます

女山を下りて、ぐるっと男山を迂回するように進むと、瓶つぼに向かう分岐点を発見した。
もう少し手前にも分岐点があり、そちらへ進みそうになったのだが、
そちらは途中で完全にササに飲み込まれて進めなくなっていた。
瓶つぼにはいけないのかと思っていたら、本当の分岐点はここが正解だったらしい。

水場が見えてきた

瓶つぼに向かうルートは周回路から外れるためか、
急に人通りが少なくなった。
わざわざここまで見る人は少ないのだろう。
頂上にはたくさん人がいたが、瓶つぼの水場には誰もいない。

まさに泉

このあたりだけ水が流れていて、ちょうど甌穴のような窪みに
透き通ったブルーの水が湛えられている。
これが瓶つぼだろう。
ササ原の中の水の流れは、そんなに綺麗には感じないのだが、
瓶つぼの水は信じられないくらい透き通っていて綺麗な色をしている、
瓶つぼの底からも水が湧いているのだろうか。
よくわからないが、水が底から噴き出しているような水の流れも感じる。
石鎚山系の川の水は透き通ったブルーが特徴なのだが、
こんな小さな泉でもその特徴がはっきり出ているようだ。

水を柄杓ですくって飲んでみた。
やはり山で飲む湧水はうまい。


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