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日本一のV字 ~称名滝~
- 2013/05/11(Sat) -
富山県の立山の麓に日本一の落差を誇る称名滝がある。
その落差は350m。
那智の滝の3倍近い落差である。
しかも雪解けの季節には、称名滝の横に
落差500mのハンノキ滝が出現するという。

これは一度見てみなければと思い、
GWの連休を利用して富山県まで遠征をすることにした。


悪城の壁

立山と言えば、この季節に雪壁が有名なアルペンルートが開通して、
多くの観光客が訪れるが、
アルペンルートは山の上を走っているのに対し、
称名滝への道はその北側の谷底を走っている。

アルペンルートはマイカー規制だが、こちらの道は滝の近くまで車で行くことができる。
立山駅からアルペンルートに向かう観光客をよそに
称名滝方面へと進むと、巨大な岩壁が目の前に現れる。

これが悪城の壁と言われる大絶壁だ。
高さ500mの絶壁が2kmも続いている。
まだ雪に埋もれた展望台に無理やり登り、
その全貌を見渡してみるが、
これだけの岩壁は初めてだ。

林道を歩く

悪城の壁をすぎると、すぐに称名滝の駐車場にたどり着く。
まだ7時過ぎの時間帯もあるが、車は10台も停まっていない。
立山駅に何百台も車が停まっているのとは雲泥の差だ。

称名滝へは500mの渓谷沿いに1kmほど歩く必要がある。
朝日が滝の落ち口から差し込んでいるのが印象的だ。

カモシカ

渓谷の底には称名川が流れており、至る所に砂防ダムが築かれている。
これは至る所で崩落が起こり、すぐに土砂が川底にたまり、
土砂流を引き起こすからだという。
その砂防ダムにカモシカが一頭降りてきていた。

深い深い谷

正面の大絶壁が迫ってくると、
その上から一筋の水の流れが確認できた。
あれこそがハンノキ滝だろう。
水量は少し物足りないものの、一応滝と呼べるぐらいは水が落ちている。
常に水が流れていれば、称名滝ではなくハンノキ滝が日本一の落差と
呼ばれているのかもしれない。

雪が残る谷

称名滝は滝前の橋の上から見ることができる。
写真左から落ちているのが称名滝。
ここからだと一番下の段しか見ることができないが、
下の段だけで126mあるという。
写真では大きな滝には見えないし、
現場でもスケールが大きすぎて感覚が麻痺してしまって、
126mあるという感じがまったくしない。

4段350m

称名滝は4段の滝で、
1段目が70mで2段目が58m、3段目が96mで
4段目が先ほどの126m。
とにかく大きすぎて実感がわかない。

V字

称名滝とハンノキ滝が作り出すV字はまさに日本一。
日本経済がV字回復を成し遂げようとするのであれば、
ここはなんて縁起の良い場所なのだろうか。

谷底になると雪はまだまだ残っており、
立山の弥陀ヶ原はまだ真冬の雪景色。
雪解け水で迫力の水量を見るには少し時期が早かったようである。

八郎坂は通行止め

残念なことはもう少し。
展望台が土砂崩れで通行止めになっていたこと。
まだ雪の中で行けるような状態ではなかったが…
また、八郎坂も雪に埋もれて通行止めになっていたこと。
八郎坂は絶壁の斜面につけれられた、九十九折の登山道で、
展望台からは真正面から称名滝が拝めるらしい。

色々と物足りないことはあったが、
ひとまず日本一の落差の滝はクリアである。

立山は雪化粧

帰り道、田園の中の道路から立山方面をパチリ。
まだまだ白い雪化粧。
滝に行くのは今じゃなかったみたい。




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