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滝裏の物語 ~阿弥陀ヶ滝~
- 2012/02/25(Sat) -
滝の裏側に秘密基地がある。
そんな空想を誰もが一度は考えたことがあるだろう。
それは今も昔も同じなのかもしれない。

滝を裏から眺められる滝「阿弥陀ヶ滝」を訪れた。
裏見の滝は以前の記事でも、和歌山の次の滝
兵庫県の吉滝を紹介したが、
今回訪れる阿弥陀ヶ滝はそれを遥かにしのぐスケールがあるという。

滝が見えてきた

阿弥陀ヶ滝は昔から白山信仰のひとつとして、
昔から修験の地として有名で、
今も観光地としてとても整備されている。

駐車場から整備された遊歩道を歩くと、
すぐに綺麗な直瀑の滝が見えてきた。
まっすぐに1本の滝。
これぞ滝という、見事な景観である。

迫力満点

滝に近づくと、そこは絶壁に囲まれた空間であることがわかる。
せり出すような巨大な岩は迫力満点。
その姿に圧倒される。

絶壁に囲まれた空間

見上げると首が痛くなりそう。
落差60m。
滝口から落ちた水は、まっすぐ滝壺へと落ちていく。
まったく岩肌に当たることのない、きれいな直瀑である。

降り注ぐ水の粒


そしてこの滝の最大の見所である、裏見ポイントへ回り込みを開始。
場所を変えると滝の見え方も変わっていくので、
色々な場所で撮影をしてしまう。

外はあいにくの雨模様だが、
滝の下は激しい集中豪雨のようだ。

裏側は雨模様

滝の裏側はかなり広い洞窟状になっている。
そこには仏様やお地蔵様がびっしり。
信仰の滝であることを否が応でも思い知らされる。
今も7月にみそぎ祭りというものが毎年行われており、
この滝壺に入って滝飛沫に身を打たせる祭りが行われているらしい。

滝の裏で雨がしのげるのかと思えば、
天井から水の雫が糸のようになって
至る所から垂れ落ちてくる。
そとは傘なしでも何とかいける程度だったが、
滝裏に入ったとたん、傘を差さねばならないという
逆転の状況になってしまった。

裏側へ回りこむ

裏から滝を眺めるとなぜか雨を連想させてしまう。
家の中から台風の豪雨を眺めているような感じなのだ。

大きな滝の前に立つと水の流れが巻き起こす風で
水飛沫が飛んでくるのだが、
裏側にいるとあまり水飛沫が飛んでこない。
風もほとんど巻き起こらないので、
建物の中にいるような感覚になるのだ。
滝裏の秘密基地もあまり音もしない静かな空間として
描かれることが多いが、意外にも真実に基づいているのかもしれない。

お参りするおばあさん

今も阿弥陀ヶ滝の信仰は続いている。
滝の裏から出てくると、杖をついたおばあさんとすれ違った。
どうも滝の裏側に祭られている仏様を拝みに来たようだ。
整備されているとは言え、滝の周りは滑りやすい岩場で、
おばあさんもおぼつかない足元で、
一歩ずつゆっくりと進んでいる。
娘らしき人が支えながら、何とかといった感じで滝の裏へと進んでいく。

これが昔から続く、滝を神聖なものとして祀る原風景なのだろう。
今も、滝裏の物語は続いている。



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コメント
- Re: -

一人で自然巡りをしているのかと言う質問をもらったのですが、
私がレビューした場所の半分以上は
一人で訪れています。

基本的には、車を降りて片道30分程度のお手軽な場所が多いので、
たいした装備もしておりません。
少し山を歩ける程度の服装でしょうか。
他の方がホームページなどに情報を流していらっしゃるので、
それらの情報を元に行き先を決めているのですが、
思いのほか危険を伴うような場所だった場合は、
すぐに引き返すことにしています。

もし一人で行く場合は、私のブログ以外にも情報を集めてから
訪れてくださいね。
私のブログでは、行き方など調べればすぐにわかる事は
割愛させていただいています。

自然相手ですから、天候とかも注意して、
気をつけて行って下さい。
2012/02/29 18:28  | URL | 蔵六 #-[ 編集] |  ▲ top


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