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緋色の秘境 ~緋の滝~
- 2018/01/19(Fri) -
仙人の滝の次は緋の滝に向かう。
一度駐車場に戻って、少し下ったところに市営露天風呂があるので
そこの駐車場に停めさせてもらう。

滝まで80m

駐車場の隣に滝見歩道の入り口があり、滝まではわずか80メートル。
これは楽勝だと思っていた。

すぐに到着

濡れた木道は少々滑りやすいので気を付けながら進む。
それでもすぐに展望台までたどり着いた。

木々の間から

木々の間から白いしぶきを上げながらまっすぐ落ちる滝。
森の木々を切り裂くように轟音を響かせる姿はなかなかのもの。
ただこの滝の名前のもとになった緋色の景色は見ることができない。

よく見えない

少し角度を変えてみるものの、今度は滝壺が見えず、
どうも消化不良。
もうちょっと近づけないものかとあたりを見回すと、
少し降りたところにも気の柵があるのに気が付いた。
もしやそこにも展望台があるのでは。
ただそこに降りていく道がない…。

隠し通路

少し滝見歩道へ戻ったところに怪しい草むらがあった。
熊笹の間を抜けられそうな空間がある。
おそらくここが下の展望台へ続く道に違いない。

急斜面

草をかき分けながら抜けると、やはり下へ降りる道が現れた。
木の手すりの残骸のようなものがある。
かつては階段があったのかもしれないが、使われないまま
いつの間にか埋もれてしまったのだろう。

かなりの急斜面だが、ここなら何とか降りることができるだろう。

突破

この斜面、思っていた以上に厳しい。
足元は腐葉土のようになっていて、斜面に踏み込むと土ごとずるっと滑ってしまう。
それでも何とか慎重に降りて突破。
見上げてみるとなかなか険しい道。
あまり一般の人にはお勧めできない道だった。

ベストポジション

さて、やはりこの展望所がベストポジション。
先ほどとは違ってここからなら緋の滝の全景を見渡すことができる。
滝壺の水は濁河温泉の名前の通り白く濁っていて、
水に温泉成分が混ざっていることがわかる。

赤き滝壺

その温泉成分が岩に付着したのだろう。
滝壺の周りの岩は赤褐色に染まっていて、これぞまさに緋の滝
超お手軽滝のはずだったが、緋の滝の真の姿を見るためには、
険しい道のりを突破する必要があったのだ。

緑の中の落ち口

ツルツルになった岩肌を滑り落ちていく白い水。
この水が下流側にもたくさんの滝を作っていて、
この辺りは日本一の滝のメッカとなっているのだ。



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大地の息吹 ~仙人滝~
- 2018/01/08(Mon) -
御嶽山がちらりと見える

濁河温泉街へ向かって車を走らせる。
下呂温泉から小坂の滝巡りの拠点「道の駅はなもも」を経由して、
ひたすらくねくねの山道を登っていく。
標高1800メートル、御嶽山の七合目にある温泉は
自家用車でたどり着くことができる温泉としては日本最高所に位置する。

途中、雲に覆われた御嶽山の姿がちらりと見えた。
2014年の噴火の爪痕の痕跡などなかったかのように、
その雄大な姿を見せてくれていた。

御嶽山の登山口から

御嶽山登山までの時間も体力もないので、
この日は途中の仙人滝を目的地とする。
温泉街を通り抜け、登山口の駐車場に車を停めた。
仙人滝へはこの川を渡るところからスタートする。

橋の上からちらりと白糸の滝

橋を渡る途中、右側下流側にちらりと別の滝の姿が見えた。
おそらく白糸の滝だろう、濁河温泉の道路脇に落ちる小さな滝で、
帰り道にでも寄ってみることにしよう。

まずは登山道を歩く

仙人滝へは御嶽山への登山道を歩くことになる。
神聖な山として数々の信仰を集める御嶽山だが、
一歩足を踏み入れると、力強く生える緑と時折感じる硫黄の匂いに、
生命の息吹を感じる。
この独特な雰囲気が神格化されるゆえんなのかもしれない。

すぐに分岐

5分も歩けば道は分岐して、山頂への道と仙人滝へと別れることになる。
左へ進むと緩やかに下り坂となって、川沿いへと降りていく。
こちらの道は人気がないのだろうか、
蜘蛛の巣が沢山残ってて、油断すると蜘蛛の巣に絡めとられてしまう。

川に降りてくる

川が見えてきた。
白いしぶきをあげながら緑の中を流れていく水はとても綺麗だが、
川に近づくにつれて硫黄の匂いが強くなってくる。
御嶽山が今も生きている火山ということを否が応でも感じさせられる。

苔むした川

川の石には苔がびっしりと生えていて、
赤い岩とのコントラストが美しい。
硫黄などのミネラルが豊富なことが影響しているのだろうか、
苔を中心とした緑がとても生き生きと育っているような気がする。

赤い岩肌

ほどなく緑の中から仙人滝が姿を現した赤い岩肌に白い髭を下したような
まさに仙人の風貌をした滝。
御嶽山の豊かな緑に抱かれた神秘的な滝だった。

隣の湧き水

滝の右岸には湧き水が小さな滝となって流れ出ている。
これも豊かな自然が生み出した産物であろう。

硫黄のにおいが漂ってくる

滝に近づくにつれて硫黄の匂いが強くなってくる。
水に温泉の成分が混ざっているのだろう、
しぶきを受けた滝壺付近の岩は赤褐色に染められている。

岩肌を伝う流れも良い

赤い岩肌を伝う水もまた魅力的。
水の流れが何人もの白髪の仙人を浮かびがらせる。

美しい流れ

御嶽山の山懐深くで出会った滝は、
大地の生命力を感じる滝だった。
この滝前の空間は視覚、聴覚、嗅覚を奪い去るまるで別世界。
しばらくここに立ち尽くし、見入るばかりであった。


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