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ベンガラの街並み ~吹屋~
- 2013/01/05(Sat) -
赤茶の町並み

岡山県高梁市の山中に吹屋という古い町がある。
標高550mという山の上に作られた集落は、
江戸時代より、銅山の鉱山待ちとして発展し、
江戸後期からはベンガラという酸化鉄の生産で栄えた。

ベンガラは一種の鉄錆のようなものだが、
その赤色が漆器や磁器の赤色顔料として絵付けに利用されているものである。


ガンガラ造り

そのベンガラが塗られているのだろうか。
赤茶色をした建物が並んでいて、古き時代の風情のある町並みを
作り出している。

風情のある郵便局

それは郵便局も例外ではなく、
郵便局の赤色とベンガラの赤色が非常にマッチしている。

よく、海外の街並みは建物の造りが統一されていて、
非常に芸術的な美しさが評価されるが、
日本の街並みもかつてはこのような芸術的なものだったのだろう。

こういう街並みが国の保護する文化遺産でしか残っていかないのは
とても残念な話である。

案内板

案内板もなかなか風情があって良い。
看板はさほど古いものではないのだろうが、
周りの風景に自然にとけ込んでいて、非常に絵になる。
無理矢理観光地に作った木製の看板ではなく、
街並みに違和感のない看板なっている。

さて、その看板に書いてある吹屋小学校だが、

吹屋小学校

大正ロマンあふれる立派な小学校。
こんな学校に通ってみたかった。

こんな小学校に通いたかった

木造の校舎は古びてなお存在感を増す。
木製、煉瓦、土壁、石垣。
かつて日本の建築に使われている技法はすべて、
古くなってもまた新しい風情がある。

今のコンクリート主体の建築は、
新しいときは綺麗だが、古くなるとすぐにみすぼらしい雰囲気になってしまう。

新しい建物はすべてコンクリートになってしまったが、
日本古来の建物はぜひとも残していってほしい。

今はもう動かない

日本最古の現役木造校舎は、
2012年3月、明治から続く長い歴史に幕を閉じた。


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忘れ去られた滝 ~鈴木の滝~
- 2013/01/04(Fri) -
岡山県高梁市の奥の奥、新成羽川ダムの更に奥に、
鈴木の滝という大きな滝が落ちている。

看板も何もない入り口

ちょうど新成羽川ダムの北側の道が奥に切れ込んだカーブの部分に
滝へと向かう道の入り口がある。

看板も何もない入り口。
忘れ去られた滝ともいえる場所で、
知っていないと踏み込もうとは思わない道である。

崩れた道

道は荒れているの一言で、
倒木が放置されて道をふさいでいるし、
崩れたまま風化したような場所もある。

それでも滝好きの人が訪れるのだろう。
踏み後はあって、ちゃんとした道にはなっている。

斜めの道

斜面に斜めの道。
足を滑らせるとずりずりと川へと落ちていきそうだ。
ほんと、こんな雪の日に来るものではない・・・



到着

とはいえ、少々危険な道だが、滝へは10分ほどで到着する。

全部で4段の滝と言ったところだろうか。
主瀑の1段目が見事な滝である。

右へ左へ


さて、もう少し近に言ってみたいところなのだが、
滝前の岩は雪がかぶっていて、
とてもじゃないが足を乗せる勇気はない。

手前も滑りそうな場所で、
倒木やらでなかなか正面に回り込むポイントがない。

しかも、正面から見ると滝の前の木が邪魔をして、
落ち口が見えない状態になってしまう。
なんとももどかしい。

水量が増えてる

昨日の雨で水量が増えているようだ。
奥の1段目の迫力はかなりのもので、
1段目の滝壺に豪快な水飛沫を巻き上げて落ちている。
また、岸壁を伝う幾筋もの水もなかなか美しい。

一段目の滝壺まで行って、滝を見上げてみたい物だが、
ずっと手前で苦戦しているぐらいなので、
到底たどり着けるものではない。

鈴木の滝全貌

総落差50mの鈴木の滝
どこの滝でもそうだが、この滝もそこまでの落差はなさそうではあるが、
落差ではなく、わざわざ見に行くに値する、
立派な滝だ。

ただ、上流に道路ができたからだろうか、
山奥にしては、滝の水はあまり綺麗には思えなかった。

林道はできても滝見道は消えつつある。
アクセスは便利になっても、足を運ばなくなる。

どうも、鈴木の滝は忘れ去られた滝になって行くようだ。



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