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芸術の谷 ~宮の谷渓谷~
- 2012/04/30(Mon) -
入り口の看板

宮の谷渓谷は三重県の奈良県との県境付近にある蓮ダムの奥深くにある
人の力では近づけないような秘境にある。
今でこそ道路ができ、登山道ができているので
こうして訪れることもできるが、
ひとたび登山道を外れると、歩くこともままならない険しい場所となる。

赤い階段、14号まである

深い谷には数多くの名瀑が潜んでいるが、
登山道が整備されている高滝までの2.2km。
約70分の道のりを歩くことにした。

歩いていくと、こうした片側だけ手すりのある赤い階段が現れる。
これは2号階段だが、高滝までは14号まである。

犬飛び岩

最初の見所はすぐにやってくる。
犬飛び岩とかかれた看板にしたがってわき道にそれると、
驚くほど深い谷へとたどり着いた。

深い谷底

切り立った崖に亀裂が入ったように、
両側に垂直の壁。
その遥か下に川の水が流れている。

深い谷の奥に

川の水が岩盤を削り続けてできたのであろうか。
両側の崖は100mぐらいはありそうである。
その崖を手すりがぼろぼろになった橋が渡してあり、
谷底深くを覗き込めるようになっている。

たどり着けない滝壺

そして谷の奥には深いブルーの淵ができている。
左から滝のように水が流れ込んでいるが、
それ以上は見る事もできない。
右側からも淵に水の雫がわずかに落ちており、
そこにも水の注ぎ口もあるのだろうか。

なんとか行ってみる事ができないかルートを探してみたが、
そもそもこの深い谷底に下りることすらできない。
辿り着く事ができない神秘の泉。
龍が棲むと言われてもおかしくない場所だった。


小さな滝が流れおちる

わき道から元の道へ戻り少し進むと、
小さな滝が道に流れ落ちている。
その横を抜けると、通行止めの看板が見えてきた。

通行止めで河原へ降りる

どうも、ここからは河原へ降りて迂回しなければならないらしい。

壁に沿って進む

河原は河原で美しい。
どこまでも澄んだ川の水に、様々な岩が渓谷美を作り出している。
迂回路どころか、むしろ河原に道をつけてくれて感謝と言う所だ。

対岸の雫滴る滝

対岸には滴る雫の滝。
このあたりはほんとに岩が美しく、
水が作り出した自然のオブジェが芸術的でさえある。

ガレ場を越えて

登山道に復帰し、今度はガレ場を越える。

道脇に落ちる水の筋

道路脇に落ちる小さな滝を越えていく。
この谷はまったく飽きさせない。

水の流れが激しくなっている

横を流れる川の流れが速くなってきた。
水が白く飛沫を上げてグリーンの淵へと流れ込む。

これが蛇滝

白い蛇のように蛇行しながら流れていく滝。
蛇滝。その姿どおりの名前がついていた。
シンプルな名前だけ書いてある白い看板が近くに立っていた。


柱状節理

まだまだ見所は続く。

登山道の横には見事な柱状節理の岩壁がせり出してきた。
溶岩が冷え固まってできた自然の芸術品だが、
人の横顔にも見えなくもない。
そこに樹木が根を生やし葉をかぶせた姿は、
古代文明の遺跡のようだ。


切石河原

切石河原と書いてある小さな看板があった。
大きな岩に白い岩。
今までも美しい岩に目を奪われてきたが、
ここはひと際美しい。

折り重なる岩

しばらくこうした岩場は続く。
上流から流されてきたであろう大小さまざまな岩が
時には折り重なって不思議な芸術を造り出す。

岩の下の日本庭園

岩の下に日本庭園を発見。
ちょろちょろと流れる水が、岩を伝って池に流れる。
日本人が自然を模して生み出した日本庭園が、
ここにはまったく人の手を介さずに出来上がっていた。


キラキラ光る川

芸術的な岩場をこえると、
今度は芸術の水場が現れる。
透き通った川の水に光が当たってキラキラと輝いている。

ここまでかなり歩いて来ているが、
きらめく川には癒され、疲れも忘れてしまう。

道は続く

谷は次第に深くなり、大きな滝が現れるような雰囲気に近づいていく。
両側が切り立った崖になっているため、
斜面に道は作れないので、岩壁に直接道を取り付けている。

それほど高い位置にあるわけではないのだが、
足元はのぞけるようになっているし、
道には崖上から崩れてきた木々や岩が転がっている上に、
橋もかなり古くなっているので、なかなか歩くのも怖い感じだ。

だが、深い秘境に来ているという高揚感が、
前へ前へと歩みを進めていく。

橋の向こうにやっと

道はやがて川の出合いに到着した。
川を渡る片側しか手すりがない長いを渡りきると、
高滝へ向かう分岐点に辿りついた。

芸術の谷はここで終わり、
ここから先は自然の力が道を阻むことになる。



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10年後の満開 ~高見の郷~
- 2012/04/27(Fri) -
奈良県の東吉野村高見の郷と言う場所がある。
山あいに1000本のしだれ桜を植樹した場所で、
1年でこの開花の時期しかオープンされない桜の山である。

高見の郷入り口

天気も良くなく、奈良といっても三重県との県境という
かなりの山奥の場所ということで、
そんなに人もいないだろうと思っていたが、
70台ぐらい停めれる駐車場もほぼ満車状態。
日本人はよっぽど桜が好きなんだなあと感心してしまう。

色とりどりの斜面

高見の郷は「天空の庭」という別名がある。
その名の通り山の頂上へ向かって階段が伸び、
上まで登るのはなかなか一苦労だ。

お金を払えば車で上まで送ってくれるのだが、
ぜひとも歩いて登っていただきたい。

登るにつれて斜面に広がる色とりどりの桜が見えてくる。


若木のしだれ桜

桜はまだまだ若木のようだ。
しかも何種類かの桜があるようで、満開の桜とまだつぼみの多い桜がある。
もともとの桜がまだ小さいので、一面のピンク色とまではいかず、
まばらな感じが少しさびしい。
10年後の満開が楽しみな場所で、
パンフレットにも桜の生長を見守ろうと書いてあった。

桜並木

それでも頂上まで登りきると、見渡す限りの桜色に包まれる。
もう少し天気が良ければ、色も映えるのだろが、
雨がぱらついて山全体が少し霞んでいる感じが神秘的でもある。

アップ

高見山といえば、美しい山姿を見せる関西のマッターホルンと呼ばれ、
冬には霧氷という氷の花を咲かす。
そして春にはこの高見の郷で千本の桜が花を咲かす。

桜のカーテン

光のカーテンをくぐり抜け遠くの山を望む。

煙る

白い靄の間からは山以外見ることができない。
桜の下で花より団子も悪くないが、
自然を肴に桜を楽しむのもまた格別な贅沢である。



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トリプルインパクト ~乗鞍三滝~
- 2012/04/22(Sun) -
森の中を歩く

空気が澄んでいるような気がする。
乗鞍岳ではガスに覆われてほとんど視界がなかったが、
それより1000mほど降りてきた乗鞍高原
青空が広がり、空気のよどみもなく、快適な場所だった。

乗鞍高原には3つの大きな滝がある。
日本の滝百選に選ばれている三本滝を筆頭に、
善五郎の滝番所大滝
いずれも乗鞍から噴出した溶岩が作り出した巨大な滝だ。

乗鞍から降りてきたときには3時前。
日没までには何とか回りきりたいので、
駆け足でまずは三本滝に向かっていた。

三本滝前の滝

駐車場から滝までは約20分。
森の中を抜けて川を渡る吊橋を渡ればもう目の前だ。

色とりどり

三本滝手前にも名前をつけられていない滝が何段も続いている。
白い岩肌を滑り落ちる水は、淵に溜まるとブルーに染まる。
とても美しい景色が広がっている。

三本滝到着

三本滝に到着。
滝前は観光客に占領されてしまっているので、
川原まで下りて見上げてみる。

向かって右に黒い滝。
そして正面に白い滝。
その白い滝の左にはもうひとつの滝が落ちている。

左にもう一本

滝が3つに分かれているのではなく、別々の沢がここに落ちて集まっているのだ。
どこを見ても滝がある。自然が生み出した奇跡の場所。


一番大きな滝

観光客が撤退してくれたので、黒い滝の前までやってきた。
水の流れ方は、白山スーパー林道の姥ヶ滝にも似た感じがする。
あちらは白い岩だったが、こちらは黒い岩である。

合成じゃないよ

白い岩といえば中央の滝が白い流れになっている。
まったく趣が違う滝なので、こうして並べて撮ってみると合成写真のように見えてしまうが、
れっきとした一枚の写真である。
川が違えば源流も違う。
場所が違えば岩の成分も異なるので、
川の岩肌の色も違うものになっているのだろうか。

三本滝は乗鞍三滝の中ではもっとも有名なので、
観光客が次々にやってくる。
もう少し堪能したかったが、観光客に押し出されるようにして、
滝を後にした。


こんなに良い天気なのに

次は善五郎の滝を目指す。
途中、ちょこちょこ寄り道をしながらなので、
だんだん時間が危うくなってきた。

そらにはまだ青空がのぞく。
その間に善五郎の滝へ向かおう。

善五郎の滝

善五郎の滝乗鞍三滝の中では一番マイナーな滝で、
入り口も少しわかりづらかった。
落差は30mほどだが、幅は10mもある幅広の滝。
滝前まで降りることもできるのだが、
往復の時間を考えるとパスせざるを得なかった。


きっつい階段

最後は番所大滝
だいぶ下って、乗鞍高原の入り口ともいえる場所辺りにあり、
アクセスも一番容易な滝だ。
ただ歩く時間は一番短いのだが、このジグザグの階段を
一気に降り続けなければならないので、なかなか足に来る。
降りていく途中も、手すりにつかまりながらへろへろになっているおじさんに
すれ違った。

豪快な滝

番所大滝乗鞍三滝の中でももっとも水量があって迫力がある。
ゴツゴツとした岩肌を激しい水飛沫を上げながら落ちてくる。

圧巻の板状節理

下流を望めば圧巻の板状節理。
溶岩が冷え固まったときにできる典型的な地形だ。
その高さも相当なものがあり、この乗鞍高原のスケールを感じさせてくれる。

乗鞍岳の噴火で乗鞍高原に溶岩が流れ込み、
いく筋の川を遮ったため、こうした大きな滝がいくつもできたのだろう。

番所大滝

やはり乗鞍の山々は関西とはスケール感が違う。
それは大昔の火山活動の規模の違いだろう。
関西、特に奈良から和歌山にかけての山々は
どちらかというと豊富な雨量が生み出した水が造り出す地形で、
長い年月をかけて深い谷を形成して行ったような繊細さがあるが、
こちらは大量の溶岩が一気に川を塞いで地形を変えてしまったという、
粗野で豪快なイメージがある。

滝だけ取り出してみても、大きさは断然長野県の滝なのだが、
関西の繊細で複雑な滝の流れもまた魅力的である。

そろそろ日も暮れてきた。

2日間の白山乗鞍巡りの旅もこれにて終了。
故郷に戻ります。



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45分で標高2700m
- 2012/04/14(Sat) -
乗鞍岳は雲の中

バスで45分で標高2700m。
乗鞍岳は日本で一番お手軽に3000mの世界を見せてくれる山だ。

その手軽さに魅かれてやってきた乗鞍高原。
今思えば甘い考えだったのかも知れない。

乗鞍高原の牛留池から見上げる乗鞍岳は、
相変わらず厚い雲の中に埋もれていた。


3000mの世界と言えば、眼下に雲海が広がり、山々は空にそびえ、大地には高山植物の花々が咲き乱れる。
確かにガイドブックにはそんな写真が載っていた。

乗鞍到着

しかし、なんて事はない。
考えは甘く、地上は晴れていたのに、天上に来てみれば、
そこはどっぷりと雲の中。
壮大な景色はどこへやら、視界は10mもあれば良い方で、
前を歩く人を見ることもままならない。
しかも、結構な雨が降っていて、気温も10℃を下回る悪条件。
なかなか楽をさせてはくれない。

そんな天候でも、休憩所はハイカー達で溢れ、大混雑。
ただ、相当な準備をして来ている人と、
とりあえずお花畑をちょっと見るつもりぐらいの軽装な人がいて、
寒い寒いと震えている渾然一体の感じ。

私はと言うと、とりあえずレインウェアぐらいはを用意していて、
この天気でもなんとか山には登れる準備はしていた。

視界はほとんどないのだが、せっかくここまで来たので乗鞍岳頂上まで行って、人生初の3000m越えを果たさなければならない。
ほとんど真っ白な世界に踏み込んで行った。

山荘が不気味に浮かび上がる

振り返ると先ほどまでいたバスターミナルの建物が、
蜃気楼のように不気味に霞んでいる。

お花畑

お花畑と呼ばれる高山植物の花々が咲き乱れる場所を見てみても、
ほとんど何も見えない。
確かに花は咲いているようだが、
あまりゆっくり撮影する意欲もなく、とりあえず前へと進む。

視界が悪い

乗鞍岳は人気の山であり、整備もされているので、
普通であれば迷うような場所ではない。
そんなつもりでやってきているので、
特に地図を持って来ているわけではなく、
持っているのは現地で手に入れた観光パンフの簡易地図ぐらいだ。

確かに道は一本道に近く、看板もあるので迷う事はない。
しかし、まったく視界が無いと言うのはかなり不安にさせるものだ。
そもそも、ここは森林限界をこえているので、あたりは見渡す限りの岩山。
目印も何もないので、進めど進めど白い霧の中。夢の中で苦悩する主人公さながらの状態である。
うっすら見える陰に追いついてみれば、それはただの岩だった。
そんなくりかえしの辛い登山。

残雪

視界はよくなる事はなく、何度も引き返そうと思いながらも、
なんとか踏みとどまり、前に進む。
残雪を見つけて写真を撮ってみても、
何かよくわからない程度しか映らないので撮りがいがない。

雨はさらに強くなり、安物のレインウェアも限界に近くなってきた。

恐らく乗鞍岳の山頂、剣ヶ峰まで半分ぐらいは歩いただろう。
このまま行けば、山頂にはたどり着くとは思うが、
山頂からは何も見えないだろう。
たいした写真も取れないのであれば、
これから乗鞍高原の散策も控えていることだし、
ここらが潮時かと思ってきた。

少しもったいない気もしたが、
今日は撤退し、またいつか天気の良い日に再戦することに決めた。

富士見ヶ岳へ向かう

ただ、ひとつも山を登らないのもどうかと思い、
来る途中にあった富士見岳に登ってみることにした。
富士見岳なら往復20分程度の寄り道で済む。

恐らく晴れていれば美しい景色だったであろう、
富士見岳山頂への道。

寄り道ルートだけあって、他に誰も登山者はおらず、
孤独にガスの中を登る。

富士見ヶ岳山頂

ほどなく富士見岳山頂に到着。
予想通り、視界はゼロ。
富士山など見えるわけもなく、富士見岳山頂の標識だけ空しく撮影。

恐らくは360度の素晴らしい景色が広がっているのだろう。
近くの岩以外は障害物がないため、
どこを見ても真っ白の世界。

大自然の洗礼を受けた1回目の乗鞍岳アタック。

さあ、撤退しよう。



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