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溶岩が作り出す絶壁 ~平湯大滝~
- 2012/02/29(Wed) -
高山で一泊し、宿を早めにチェックアウトして、
平湯温泉方面に向かう。
飛騨の奥地になるとかなりの山深い場所だが、
至る所に有名な温泉や登山者向けの宿があるので、
有名なスポットはだいぶ観光地されている。

平湯大滝もその観光地のひとつで、
駐車場も有料の公園になっている。

だが、到着したのは7時過ぎ。
観光としてはちょっと早すぎたようで、
駐車場はまだ閉まっていた。

閉ざされた道

ここより少し降りたところに、観光センターみたいな場所があったので
そこの駐車場に車を停めて、歩いて平湯大滝に向かうことにした。
さほど距離が変わらないので、ある意味注射料金500円分ラッキーだったかも。

巨大な滝

舗装された道路を10分ほど歩いただろうか、
少し開けた場所に出ると、平湯大滝の巨大な雄姿が飛び込んできた。

まっすぐ綺麗に落ちていく。
滝幅もあり、水量もかなりのものである。
日本の滝百選に選ばれるべくして選ばれた、
これぞ滝といったような美しい滝である。

平湯大滝の説明文

近くの観光看板を見ると、
高さ64m、幅6mとある。
高さはそれほどびっくりしないが、
空中を水が飛んでいる高さで言えば、
日本有数の滝かもしれない。

川沿いの道を行く

ここまでは車が通れる舗装道路で味気なかったが、
ここからは遊歩道となっており、
滝見散策という雰囲気になってきた。

平湯大滝の全貌

少し進むと、平湯大滝が見渡せる場所にやってきた。
滝そのものも迫力があるが、
おそらく溶岩が冷え固まってできたであろう絶壁にも圧倒される。
激しい水の流れで、風が水飛沫をここまで運んでくる。


幅の広い滝

岩場の形は、昨日訪れた白水の滝阿弥陀ヶ滝に似ている。
溶岩が冷え固まってできる岩場というのは
どこも似通っているのだろうか。

近畿地方ではあまり見られないような、
圧倒的な絶壁。
ただ、昨日からいくつも大きな滝を巡っているせいか、
見慣れてしまって、ちょっと物足りない気もする。
観光地化されすぎていて、簡単にたどり着いてしまうのも
味気なさを感じるのかもしれない。

迫力はある

味気無さがあるとは言え、滝としては一級品。
もし、深い森の中を踏み分けてこの滝にめぐり合うことができたら、
もっと感動できただろう。
開発される前はそう言う滝だったのだろうが、
アスファルトの道から見える滝は、うーん…。

救いは朝も早いため、他に観光客が一人もいないことだ。
思う存分独り占めして、平湯大滝を後にした。




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滝裏の物語 ~阿弥陀ヶ滝~
- 2012/02/25(Sat) -
滝の裏側に秘密基地がある。
そんな空想を誰もが一度は考えたことがあるだろう。
それは今も昔も同じなのかもしれない。

滝を裏から眺められる滝「阿弥陀ヶ滝」を訪れた。
裏見の滝は以前の記事でも、和歌山の次の滝
兵庫県の吉滝を紹介したが、
今回訪れる阿弥陀ヶ滝はそれを遥かにしのぐスケールがあるという。

滝が見えてきた

阿弥陀ヶ滝は昔から白山信仰のひとつとして、
昔から修験の地として有名で、
今も観光地としてとても整備されている。

駐車場から整備された遊歩道を歩くと、
すぐに綺麗な直瀑の滝が見えてきた。
まっすぐに1本の滝。
これぞ滝という、見事な景観である。

迫力満点

滝に近づくと、そこは絶壁に囲まれた空間であることがわかる。
せり出すような巨大な岩は迫力満点。
その姿に圧倒される。

絶壁に囲まれた空間

見上げると首が痛くなりそう。
落差60m。
滝口から落ちた水は、まっすぐ滝壺へと落ちていく。
まったく岩肌に当たることのない、きれいな直瀑である。

降り注ぐ水の粒


そしてこの滝の最大の見所である、裏見ポイントへ回り込みを開始。
場所を変えると滝の見え方も変わっていくので、
色々な場所で撮影をしてしまう。

外はあいにくの雨模様だが、
滝の下は激しい集中豪雨のようだ。

裏側は雨模様

滝の裏側はかなり広い洞窟状になっている。
そこには仏様やお地蔵様がびっしり。
信仰の滝であることを否が応でも思い知らされる。
今も7月にみそぎ祭りというものが毎年行われており、
この滝壺に入って滝飛沫に身を打たせる祭りが行われているらしい。

滝の裏で雨がしのげるのかと思えば、
天井から水の雫が糸のようになって
至る所から垂れ落ちてくる。
そとは傘なしでも何とかいける程度だったが、
滝裏に入ったとたん、傘を差さねばならないという
逆転の状況になってしまった。

裏側へ回りこむ

裏から滝を眺めるとなぜか雨を連想させてしまう。
家の中から台風の豪雨を眺めているような感じなのだ。

大きな滝の前に立つと水の流れが巻き起こす風で
水飛沫が飛んでくるのだが、
裏側にいるとあまり水飛沫が飛んでこない。
風もほとんど巻き起こらないので、
建物の中にいるような感覚になるのだ。
滝裏の秘密基地もあまり音もしない静かな空間として
描かれることが多いが、意外にも真実に基づいているのかもしれない。

お参りするおばあさん

今も阿弥陀ヶ滝の信仰は続いている。
滝の裏から出てくると、杖をついたおばあさんとすれ違った。
どうも滝の裏側に祭られている仏様を拝みに来たようだ。
整備されているとは言え、滝の周りは滑りやすい岩場で、
おばあさんもおぼつかない足元で、
一歩ずつゆっくりと進んでいる。
娘らしき人が支えながら、何とかといった感じで滝の裏へと進んでいく。

これが昔から続く、滝を神聖なものとして祀る原風景なのだろう。
今も、滝裏の物語は続いている。



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幻の三名瀑 ~白水の滝~
- 2012/02/11(Sat) -
白山スーパー林道を抜けて山を降りたところに白川郷があるが、
過度の観光地化で大渋滞の白川郷は見送って、
反対側の南側へ進路をとる。

国道156号線を南下し、御母衣ダム方面へ。
御母衣ダムの手前に、そのダムへ通じる道の標識が見えた。
かつて、日本三名瀑にも数えられたその滝は、
今や知る人も少ない。

すれ違いに苦労する林道を30分程走ると、
白水の滝へとたどり着く。
だだ、今回は白水の滝三名瀑の座から引きずり落とした原因の
白水湖を先に訪れてみることにした。
林道沿いの白水の滝への駐車場をスルーしてほどなく、
避暑目的ののリゾート地といった景色の白水湖へと到着した。

湖に到着した

湖は静かで美しい。
周りは山々に囲まれ、都会の喧騒とはまったくかけ離れた場所である。

この白水湖大白川ダムに伴う人口湖ではあるが、
大自然の中にあるので、自然の湖に見えてしまう。

エメラルドグリーンの湖水

特徴的なのはその水の色だ。
白水湖と名をつけられながら、
水の色は深い緑色をしている。
近くで見ると、絵の具を落としたような綺麗な緑が
ますます映えてくる。

どうも、この場所にはダム湖ができる前に温泉が湧いていたらしく、
その成分が水の色を緑色へと変化させたらしい。

白い水が流れ込む

ダムへと注ぎ込む川の水はその名の通り白色。
注ぎ込み口は湖の水と白い川の水が混ざり合い、
やわらかい緑色になっていた。

本当に不思議な色。
こんな色の水は、入浴剤を入れたお風呂以外に見たことがない。

ダムの放水かと思っていたが

注ぎ込む川の水路を少しさかのぼって行くと、
激しい水の音が聞こえてくる。
ダムの放流でもあるのかと思って近づいてみると、
滝が落ちているのが見えた。
おっ、滝発見。と思って近づいてみるが、
どうも近づくにつれて壁に阻まれて、滝が隠れてしまう。
滝を探して歩いていると、逆にダムの本体らしい場所に到達してしまった。

ダム湖の上は白い水

右手には水門が見えている。
左奥には先ほどの滝がわずかに見える。
左手前からはまた別の川が流れてきている。
水の流れは、水門の方と右手前の先ほどの白水湖へと
流れていっている。

ここで少し混乱した。
水門がここにあるのにダム湖が下流にあるのはどういうことだろう。
普通はダム湖に水をためて、水門から水を流すことで
発電を行うはずである。

あとで調べてわかったことだが、
この水門はダム本体ではないらしい。
ここで水をせき止めて、二つの川の流れを白水湖に誘導する。
白水湖に貯めた水は、地下水路を通り、
はるか東の御母衣ダムへと流しているらしい。
御母衣ダムも日本屈指の巨大なダムにもかかわらず、
この大白川ダムからの水も合流させるという驚くべき壮大さだ。

電力差問題が色々と議論される昨今だが、
大自然をここまで切り崩して水力発電を行わなければならないというのは
疑問を感じざるを得ない気もする。
その是非は私にはわからないが、
この水門の下流には白水の滝があり、
水門の開け閉めで水量調節が行われるため、
三名瀑や日本百選の滝の候補からも落選してしまった。

道路の下から流れ落ちていた

さて、先ほどの気になっていた見えない滝だが、
実は帰りの道路の上から見下ろせることに気がついた。
滝は道路の下をくぐって流れ落ちているようだった。
元々あった滝だろうか、川の水をこちらに誘導した際にできた滝だろうか。
いずれにしろ、水量もありなかなか立派な滝だ。

白水の渓流

橋の反対側には、川の渓流を見ることができる。
大きな甌穴ができており、そこに特徴的な白い水が流れ込み、
薄いブルーの不思議な色の水を作り出している。
甌穴はここだけではなさそうで、
上流にもいくつかできているようだ。
その一つ一つはかなり深さもありそうで、
深さによって水の色が変わるのも面白い。
甌穴があるということは、
何年もかけて岩が削り取られた証拠でもあるので、
やはりここは元々自然の川の流れだったのだろうか。


白水の滝への入り口

来た道を少し引き返して、白水の滝の入り口に到着。
立派な看板が立っていた。
ここから白水の滝の展望台まで約5分ほどの森林浴。

右へ行っても左に行っても

木々の中にはかなり立派な物もあり、
その大きさに圧倒される。
途中に分岐があるが、どちらを通っても展望台に出る。


大迫力の白水の滝

木々の間から見えた。
でかい。
このスケール感は那智に滝にも匹敵する大きさだ。
落差76m。
水がまっすぐに落ちていく綺麗な直瀑の滝。

水量が上流のダムでコントロールされて、
ほとんど水がないときもあるらしいが、
今日は水量も充分で圧倒的な迫力を見せてくれていた。

豪快に流れ落ちる

展望台からあらためて眺める。
滝も素晴らしいが、大絶壁もまた素晴らしい。

叩き落ちるような滝

大絶壁に触れることなくまっすぐに落ちてきた滝の水が、
地面に豪快に叩きつけられる。
滝壺は大きな滝になると無くなってしまうことが多いのだが、
ここも例外なく確認することができない。
一定以上の高さから水が落ちてくると、
地面に到達する頃には霧状になってしまうからだそうだ。
世界最大の滝であるエンジェルフォールも水が拡散してしまい
滝壺が存在しない。

日本三大瀑布落選滝

日本の三名瀑は、那智の滝、華厳の滝と袋田の滝となっているが、
最後の袋田の滝が地方によってははずされることがあるらしい。
この滝も、上流にダムさえできなければ、
三名瀑の候補だったであろうし、
実物を見れば納得もできるレベルである。

滝下に降りる道はないが、
一度は下から見上げてみたいものである。



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滝巡りスカイドライブ ~白山スーパー林道~
- 2012/02/05(Sun) -
夏に旅行に行った飛騨~乗鞍のレビューを
いまさらですが、記録したいと思う。

最終目的地は乗鞍だが、
せっかくなので北陸から白山スーパー林道を経由するルートを
回ることにした。

白山スーパー林道は過去にも紹介したことがあるが、
当時に行きそびれいた日本百選の滝「姥ヶ滝」も見てみたいと思っていたので
この機会に少し遠回りだが、立ち寄ってみることにした。

まず見えてくる滝

石川県側から入って最初に見えてくるのが、
この「しりたかの滝」。
遠望しかできないが、なかなか大きな滝だ。
ただ、天気の良い日が続いていることもあり、
少々水量が少ないのが残念である。

深い渓谷

白山スーパー林道は、スーパーとつくだけあり、
人の立ち入れないような深い谷に作られた有料道路である。
このスケール感は関西ではちょっと見られない壮大さがある。
その深い谷に数多くの滝が落ちる様は、まさに秘境の景色を造り出している。

岩底の滝

そして「岩底の滝」深い谷の底に落ちる滝で、
これも遠望しかできない。
道があれば充分降りていく価値のある滝だ。

姥ヶ滝への階段

車窓から水墨画のような深山景色を眺めているうちに、
早くも一番見たかった姥ヶ滝へ向かう遊歩道入り口に到着した。
この滝だけは車道からは見えず、
20分ぐらいをかけて谷底へ下りていく必要がある。

美しい水面の蛇谷川

やっと川面が見えてきた。
ここまで降りる階段がなかなかつらい。
降りるときはまだしも、帰りで登ってくるお年寄りなんかは、
手すりにしがみつくようにして、ひいひい言いながら登ってくる。
逆に子供はこれぐらいの階段は平気のようで、
ひょいひょい登ってくる。

私はというと、ここに到着する頃には
全身汗だく状態になっていた。

滝下で川遊び

美しい蛇谷川の水に癒されながら、川沿いの道を進む。
ここまでくればアップダウンもさほどきつくなく、
10分ほど歩いて、姥ヶ滝が見えてきた。

滝下には子供達が水遊びに興じている。
さすが夏休みだけあって、秘境の百選滝も
子供達にとっては良い遊び場になっていた。

姥ヶ滝全景

姥ヶ滝の名前の由来は、老女が白髪を振り乱していることから
来ているという。
特徴的な岩肌を白い水がいく筋にもなって流れ落ちる。
美しいというより、少々不気味な感じの滝にも思える。

見上げる姥ヶ滝

水遊びの横で写真撮影。
撮影に興じる人たちは他にもいるが、
どうも居心地の悪い感じの撮影で、
遊んでいる子供達の邪魔をしないように、
すばやく撮り終える。

高さ76m。少々水量が少ないのが残念だが、
堂々たる百選の滝である。

親谷の湯

この滝にはもうひとつ驚くべきことは、
滝の目の前に温泉があるということだ。
親谷の湯という温泉で、姥ヶ滝を眺めながら入れる優雅な温泉で、
入浴は無料開放、混浴となっている。
が、観光客がひっきりなしに集まってくるこの場所で、
裸で温泉に入るのは相当度胸がいるだろう。
水着着用OKとは言え、脱衣場もテントだし…。

隣に足湯があったので、そちらだけちょっとつかってみました。
ただし源泉は97度。
しっかりかき混ぜないと、熱い思いをします。

温泉で汗を流し、帰りの階段で汗を流すという、
通えば健康的な温泉かもしれない。



ふくべの大滝

さて、白山スーパー林道に戻り、しばらく進むと、
最大の見所、「ふくべの大滝」に到着する。
突然、道路横に現れる大滝に驚かされるが、
どうもこの滝の上に同じくらいの滝が存在するという。

ふくべの大滝全景

この滝だけで落差86m。二段だとすると150mを超える計算になる。
「ふくべ」というのは、もともと「瓢箪」を意味するらしく、
二段の滝が瓢箪のように見えることから名づけられたという。

古い言葉を使うので、そんな昔によくこんな山奥の滝を発見したなと思えば、
どうもこの白山スーパー林道が開通するときに発見された滝らしい。
上の滝も一度見てみたいが、
調べてみたが、まだ写真を見つけられなかった。
それよりも、もう一段滝があって、
三段の滝になっているという可能性もあるらしい。
なんとも壮大なスケールの滝だが、
上には誰もたどり着けない秘境の滝でもある。


白山は雲の奥に

道はさらに高度を上げて、
最大1450m地点まで到達する。

信仰の山「白山」の2702mの雄峰を眺めることができるが、
今日は雲の奥に隠れて、姿を見ることはできなかった。


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