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天空の楽園 ~大台ケ原・後編~
- 2011/07/23(Sat) -
迫り来るガス

雲が下から湧いてくるようだった。
吹き上げてくる風に乗って、
あたりはどんどんとガスに包まれていく。
山の天気は変わりやすいというが、
それを象徴するかのような出来事だった。


すっかりガスに包まれた

雨にたたられる前に出発しようと、
急ぎ足で大台ヶ原の最高峰の日出ヶ岳を降り、
正木峠に向かおうとするのだが、
そのころにはすっかりガスに包まれてしまった。

来る途中の展望台も、視界ゼロの状態になっている。

気温もぐっと下がり、
冷たい風が体を通り抜けるようになってきた。


ますます暗く


正木峠を越えるあたりに来ると、
あたりはますます暗くなっていき、
朽木の林立する死の高原を象徴する景色になってきた。

朽木ヶ原

視界が遮られ、見えてくるのはトウヒの立ち枯れと白くなった倒木のみ。
しかし、これが逆に幻想的に見えてくる。
今までの高原的なすがすがしい景色から一転して、
ここは樹木が枯れる死の世界。
変化に富んだ大台ヶ原を象徴する場所だ。

このトウヒの立ち枯れには、
鹿の食害があるという。
あたりに鹿が増えすぎて、
その鹿が樹木の皮を食べるため、
このように木が枯れてしまうという。
木が枯れて地面に陽が当たる様になったため、
地面には草木が生い茂り、それがさらに樹木の成長を遮るようになる。
その悪循環がこの地から森を失わせているのだという。
途中の看板に、50年ほど前の大台ヶ原の写真があったが、
そこは苔の生い茂る湿潤な森であった。
ほんの50年で、自然は大きく変わってしまう。


少し晴れてきた

正木峠を越えて正木ヶ原へ降りるころになると、
少し雲が晴れてきて、青い空も顔を出すようになってきた。

恐れていた雨も降らず、
やれやれと言ったところだ。

白いトウヒの立ち枯れが広がる場所だけ、
白い霧に覆われているようだ。
まるで、大台ヶ原が自分の負の部分を覆い隠すように、
正木峠から正木ヶ原一体だけガスに包まれていた。

牛石ヶ原

幻想的な正木ヶ原を越えて、牛石ヶ原付近までやってくる。
あたりには緑の樹木が戻り始め、
快適な高原ハイクが戻ってきた。

相変わらず遊歩道は整備されていて、
アップダウンも少なく、とても歩きやすい。

ここまでそれなりの距離を歩いてきていて、
疲れはしているものの、この快適な景色と、
クライマックスの大蛇が近づいてきていることが、
歩みを前へ前へと進めさせてくる。


鹿発見

目の前の草原になにか動くものを見つけた。
鹿だ。
ちょうど望遠レンズをセットしていなかったのは痛いが、
鹿が3頭、進行方向へ向かって走り去っていく。
親子だろか。2頭はまだ小さい。
しかもこちらに興味があるのだろうか、
ときおり立ち止まっては、こちらのじっと見ている。
人になれているのだろう。
警戒はしているものの、すぐに逃げていくということはなかった。


クライマックスはもうすぐ

鹿たちとお別れしてさらに進むと、
周りの景色が一変する。
今までは高原の草原を歩いていたが、
ここにきて岩がゴツゴツとした、
アップダウンのある場所にやってきた。

大台ヶ原という高原台地の端までやってきたのだろう。

眼前に広がる絶壁

木々の脇から絶壁がのぞく。
これが大台ヶ原の台地の端であろう。
切り立った絶壁は遠めに見ても迫力がある。





足がすくむ

そんな迫力も、この絶景には圧倒されてしまった。
大蛇に到着。

岩場が絶壁に突き出ていて、
岩の上に立つと空中を飛んでいるかのようだ。


もう一歩前へ

もう一歩前へ。
覗き込むのも怖いくらいの深い谷が広がっている。
約800mの大絶壁だという。
目の前にも切り立った山々がそびえており、
このあたり一体の険しい地形が見て取れる。



この場所でどうしても見てみたい物があった。
それは、奈良県いや関西最大の滝、中の滝と西の滝だ。
この大蛇から遠望できるという。

西の滝と中の滝

見えた。
中の滝と西の滝
大台ヶ原の高原台地にかかる、日本版のエンジェルフォール。
中の滝の落差は250mだという。

いつかは、あの滝の前に立ってみたいと思う。

だが、そこまでの道のりは遥かに険しく、
今はまだ、霞のかかった遠い望みなのかもしれない。




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天空の楽園 ~大台ヶ原・前編~
- 2011/07/18(Mon) -
かねてより行きたかった大台ヶ原
大台ヶ原は知ってのとおり、
日本で屈指の多雨地帯であり、
雨が降らない日はないくらいの場所である。

駐車場も梅雨明け

この日は運よくちょうど梅雨が開けた日で、
ご覧の通り、大台ヶ原の駐車場は夏雲が浮かぶ
好転に恵まれていた。
地上は35℃の天気予報。
しかしここは正午でも気温26度の天空の楽園だ。
それもそのはず、この地は
標高1500m~1600mの高度で広がる高原大地なのだ。


木漏れ日の中を進む

今日は大台ヶ原の東大台コースへと進む。
東大台コースは、日出ヶ岳から正木ヶ原、大蛇という、
大台ヶ原のメインスポットをめぐる入門コースだ。

入り口には熊注意の看板。
熊だけではない。ここは自然動物の宝庫で、
増えすぎで困るほどの鹿。
リス、ムササビ、そして多種の鳥たち。
運がよければ、彼らに出会うことができるだろう。

空と緑

整備された遊歩道を歩く。
ときおり見せる緑の隙間からのぞく空がとても美しい。
明るい森を歩いていたかと思うと、
湿気で苔に覆われた倒木を見ることもある。

至る所に湧き水が

遊歩道の横から湧き水がわいて、
道路に水が横切っている。
雨が多い場所だけあって、こうゆう湧き水ポイントは何箇所か見ることができた。
綺麗な水だったので、少し口をつけてみたが、
とてもおいしい水だった。
飲めるともなんとも書いていなかったので、
飲むことはあまりお勧めできないが…

一本の朽木

一本も枯れ木を発見する。
トウヒの立ち枯れというものだろうか。

大台ヶ原は、もともとトウヒを中心とした針葉樹の森だったが、
笹が地面を覆い、それを食べにくる鹿が増え、
その鹿が樹木の皮を食べるため、
どんどんこういう立ち枯れが増えているのだという。

大台ヶ原を象徴する景観だが、
自然にとってはあまり良い現象ではないのかもしれない。


海の見える展望台だが

日出ヶ岳の手前にある展望台に到着した。
大台ヶ原は絶壁に囲まれた台地であるので、
司会が良い場所に来たということは、
ここが大台ヶ原の端までやってきたということだろう。

眼下には三重県の山々が広がり、
その山向こうには、伊勢湾や熊野灘が広がっている。
しかし、雲が出てきたために、
海までは見ることはできなかった。
だだ一瞬、雲の隙間から海が覗いたぐらいであった。


空に近づく

少しずつ高度を上げて登ってきており、
もうすぐ大台ヶ原の最高地点の日出ヶ岳の頂上に出る。
日出ヶ岳は三重県の最高峰だ。
少しは空に近づいてきただろうか。


視界が開ける

日出ヶ岳の頂上に近づくにつれて、
あたりから木々が消えていく。
立ち枯れが目立つようになり、
あたりは太陽の光が燦燦と降り注ぐ、明るい場所になった。


日出ヶ岳の頂上が見えてくる

頂上の展望台は、丘の上の小屋さながらだ。
何か映画の1シーンのようで心地よい。

頂上付近にはトンボの大群が空を舞っている。
アキアカネだろう。
アキアカネは初夏に水田から羽化して、
この高原まで上がってくるのだという。


正木ヶ原が見える

頂上に立って今までの道のりを振り返る。
眼前に広がる丘陵は、次に向かう予定の正木峠から正木ヶ原
少し、雲が出てきたようだ。
ここまでは運よく晴天に恵まれたが、
雨の多い大台ヶ原のことだ。
これから急に雨が降り出すことも考えられる。

大台ヶ原の険しい絶壁に南からの湿った風がぶつかり、
大量の雲が発生して雨を降らす。
まさにそんな状況を再現してるかのようだ。


蜻蛉舞う日出ヶ岳の頂上

反対側を見れば、どこまでも広がる青い空。
手を伸ばせば届きそうな白い雲。
あの空を舞うトンボになれば、どんなに楽しいだろう。

この心地よい空間で、しばらく休憩することにした。
途中の道中で購入した柿の葉寿司でお昼休憩。
30分ぐらいの休息をとる。
気温は低いとはいえ、ここまで歩いてくれば結構汗だくになる。


迫り来るガス

さて、そろそろ出発しようかと思ったころに、
山の下から急速にガスがせり上がって来た。
風に吹かれて雲が辺りを包み込もうとする。

風は湿気を帯びて気温を一気に下げていく。
これが山の天気は変わりやすいという事か。

雨具の準備は万全にしてきてはいるが、
最大の見所である大蛇をクライマックスに持ってきている以上、
ガスで何も見えないという状況は避けたいところだが…


後編につづく。




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世界遺産のバーゲンセール ~太陽公園 石のエリア~
- 2011/07/16(Sat) -
太陽公園の城のエリアを堪能した後、
石のエリアに向かう。

ここ、石のエリアには、
その名のとおり石像や石の建築物のレプリカが、
集められている…という。

凱旋門

入り口から入って、まず目の前に見えてくるのは
フランスの凱旋門。
なかなかに立派な建造物だ。
太陽公園の本気度がうがかい知れる。


モアイ像の群れ

凱旋門をくぐると、通りの横にはいろいろな石の建造物が立ち並ぶ。
いづれも世界遺産だが、知らないものも多い。
そして、次第に違和感を感じ出す。
モアイ像…
本物よりは小さいのはわかるが、
どうもその形状以外に違和感が。
そう…、目が描き込まれているのだ。


小便小僧

そして、悪乗り気味の小便小僧の大群。
これだけの小便小僧でも、池は干からびている。


小便小僧からしばらく進むと、
建物が見えてくる。
掲げられた看板には、「兵馬俑坑」の文字が。
ここが、噂の太陽公園が本気を出して作った兵馬俑である。


これは本格的

中に入るとびっくりする。
1000体あるという兵馬俑がびっしりと並んでいる。
しかも本家と見まがうほどのクオリティである。

壊れた兵馬傭も再現

丁寧にも割れた兵馬俑も再現されている。
ここまでの物を作る太陽公園の力とは何なのだろう。
ただの福祉グループがここまでの物を作る財力とは一体…!?


万里の長城

一度外に出て、さらに奥へと進む。
ここからは万里の長城を通っていく。
なぜか万里の長城には兵馬俑が守衛のように配置されている。
作りすぎたのだろうか…

南国

万里の長城を進んでいくと大きな池までやってきた。
そして対岸に見えるのは、南国風の建物。
ミクロネシアのヤップ島の石貨神殿ということだった。

近づいてみると、大きな石の貨幣が転がっている。
中には巨大な石の5円玉もあった。
ここも少し悪乗り気味。

世界遺産のバーゲンセールのように、
世界の建造物が安売りされているみたいになってきた。


スフィンクスとピラミッド

そこを越えると、今度はどこかで見たことのある建造物が。
そう、今度はスフィンクスとピラミッド。

世紀の遺産のピラミッドとしては、
どうも扱いが雑なような気がしないでもない。
ピラミッドは中も入れるようになっていて、
中にはツタンカーメンの黄金のマスクが展示されている。
ファラオの呪いが太陽公園に降り懸らない事を祈る。

キュートなお尻

どうでもいいことかもしれないが、
スフィンクスのお尻はとてもキュートであった。


天安門

どこをどう歩いたか…
天安門広場に到着した。
ちょっと低いアングルから感じを出して撮影。
なんとかそれっぽく見えるだろうか。

まだまだ続く万里の長城

天安門広場からはまた万里の長城が続いている。
さすがにここまでは兵馬俑の石像は置かれていない。
万里の長城はどんどん山の方へ続いており、
結構シャレにならないほどの長さだ。
山の上には展望台も用意されている。

また、展望台とは逆の方向へ進んでいくと…

磨崖仏

岩壁に磨崖仏が彫られている。
これは本物の岩壁を掘って造っているようだ。
なかなか巨大な石仏で、これはこれで立派なものだ。
しかし、ここまで結構な距離を歩いており、
数多くのクオリティ様々な建造物を見てきたので、
少々疲れ気味で、あまり感動はなくなってきてしまう。


遠くに見える白鳥城

振り返ると、遠くに白鳥城の姿が見える。
あそこにいたときは、感動と驚きに包まれていたなぁ…




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本物の偽物 ~太陽公園 城のエリア~
- 2011/07/13(Wed) -
白鳥城

姫路の山中にドイツのノイシュバンシュタイン城に似せた、
白鳥城なるものができたという。
そんな噂を聞きつけて、
ここ太陽公園に訪れた。

車で近づくにつれて姿を現した白鳥城の姿は、
想像以上の立派なものであった。

小高い山の上に作られた立派な城は。、
まさに西洋のそれを思い浮かばせる。


モノレールで登る

城の中へはモノレール状のゴンドラに載ってあがることになる。
入場料を払って、カプセルのような乗り物に乗り込む。
気合を入れて、一番先頭に陣取った。

モノレールがゆっくり動き出し、
白鳥城がどんどん大きくなってくる。

やはり、でかい。
ここまでの物を良くぞ作ったという感じだ。


そびえる城壁

そびえる城壁、見上げる私。

まだ新しい

まだ建築まもなくで新しいので、
白い石がまぶしいほど輝いている。
このアングルで見上げていると、
まさに中世の西洋に紛れ込んだようだ。

中庭

中庭に進む。
モノレールで入場が制限されているせいか、
そんなに観光客であふれていないのが良い。
ドラゴンクエストでお城を探検しているようで、
なんだかわくわくしてくる。

この城を作ったのは太陽福祉グループという民間の福祉グループであるが、
これだけの財力はどこから出てくるのだろうか…
そのあたりの詮索は良いとして、
いずれにしてもこのクラスの城は、
こことディズニーランド以外に見たことがない。

洋館のよう

城の中は、さほど凝ったつくりにはなっていない。
洋館仕立てのホテルといった趣だ。
中は展示スペースと福祉施設が運営する障害者たちの作業スペースという事なので、
実用性を重視したということであろう。

ちょうどこの日はトリックアートの展示を行っていた。

これがなかなか面白い。

像じゃないんです

鎮座するギリシャ風の石像。
実はこれ、柱に描かれた平面の絵なのである。
実際にみるとさほどでもないが、
写真に撮ってみると立体感が引き立つ。

トリックアート
絵から飛び出し、ミルクを注ぐ。
これも平面の絵。

襲い来る恐竜
襲い来る恐竜。

わにわにパニック
ワニワニパニック。

階段発見
登れない階段。
これは床と壁を駆使して描かれていた。

こんな絵が数階分にわたって展示されており、
なかなか楽しませてもらえる。
子供をつれてきたら、大喜びで遊べるだろう。


出口

そして出口。
でたら、またモノレールで地上に戻ることになる。


想像以上

ノイシュバンシュタイン城のレプリカ的なものかと思って、
もともとあまり期待はしていなかったが、
ここまで立派でお金をかけて本気で作っている事には驚きだ。
周りは日本的な風景画広がり、この城自体が強烈な違和感を放っているが、
城の風景だけを切り取ってみると、
非常に美しい絵になる。

この偽物の城は、本物かもしれない。



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