2017 04 ≪  05月 12345678910111213141516171819202122232425262728293031  ≫ 2017 06
近代文明の遺跡 ~犬島精錬所跡~
- 2016/08/15(Mon) -
遠くに煙突

瀬戸内海に浮かぶ犬島
明治42年に銅の製煉所が開設され一時は3000人もの人々が集まる島だったが、
10年余りで銅が暴落し、創業を停止してしまう。
製煉所の残骸が残る負の遺産でしかなかった犬島だが、
近年、ベネッセが製煉所を美術館に改装して瀬戸内芸術祭のアートの島へと変えることにより、
また人気のある島になってきている。

岡山の宝伝港からフェリーで5分。
意外に簡単に上陸できた。
マヤ文明の遺跡を思わせるような森の中に建つレンガの煙突に目を奪われる。

ここが美術館の入口

上陸して海岸線の芝生を歩いていると、錆びた門に到着。
犬島製煉所美術館」と書いてある。
なかなかお洒落な演出。

錆び付いた門

錆び付いた門の向こうにはレンガの煙突が見える。
開いている扉から煙突のほうへ進んでみよう。

レンガと煙突

レンガの床に崩れたレンガの壁。
どこまでが人工的に造られたアートなのか。
かつて建物があったと思われる廃墟の中を進んで、
美術館の入口まで進むことになる。
恐らくひときわ白い石でできた場所が美術館だと思われる。

戦場みたいになってる

それにしても見事な廃墟。
かつて戦争で滅んだ古代文明の遺跡を思わせる雰囲気。
特に戦争の被害を受けたわけではないが、
かつてレンガの壁に隠れながら銃撃戦が行われたようなイメージの場所。

アンコールワットみたいになってる

石垣の向こうにはかつての精錬所の核心部だろうか。
木々に囲まれた建物の残骸が、カンボジアのアンコールワットを想起させる。

美術館と煙突

隣には犬島精錬所美術館。
でもとりあえず美術館より廃墟探検の方が心をくすぐられる。

遺跡探検

石垣に挟まれた階段を登る。
かつて、近代産業の象徴であった建物も今や草木に支配されようとしている。

製煉所の煙突

そうだ、ここはラピュタだ!
ラピュタの遺跡を探検しているかのように、
樹木に覆われて迷路のようになった道を進む。

こちらは少し崩壊しかけ

煙突は何ヶ所も存在し、こちらは半分崩れかけ。
崩れかけの方が雰囲気があって良い。

友ヶ島チック

ここは友ヶ島チックだ。
友ヶ島は中に入って地下室とかにもいけたが、
ここはそこまで入っていくことはできない。
すこし残念。

森の中の煙突

色々進んでいくうちに建物の上に登ってきたようだ。
視界が広がると遠くの森の中にまた2つの煙突。
森の中の廃墟は中南米マヤ文明の遺跡にも似た景色だ。
犬島精錬所後は遺跡レベルとしては相当ポイントが高い!

ラピュタっぽい

こっちはラピュタっぽい。
建物の奥の置くまで踏み込んで探索してみたいが、
なかなか安全面のこともあって難しそう。
ここまで観光地になる前ならフリーで踏み込めたような気もするが・・・

発電所跡

いやもう、ここなんか完全に絵になる場所。
発電所跡との事だが、荒れ果てた教会のようにも見えて、
まるでファンタジーゲームのワンシーンに入り込んだような世界なのである。

まるで要塞跡

美術館のほうも、建物自体が不思議な空間になっていて面白い趣向を凝らしているのだが、
秘境探検隊的には断然この廃墟がオススメ。
瀬戸内芸術祭的にはたくさんの島のひとつに過ぎないのだが、
廃墟好きには必見の場所。
軍艦島とか興味のある人には本当にハマる場所では無いだろうか。
アートの島ではなく、ロマンとファンタジーにあふれた島なのである。

=======================
ブログランキングに投票お願いします!
クリックしてもらえると、今後の更新の励みになります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

FC2ブログランキング




人気ブログランキングへ

「たびねす」でも記事を書いてます。
たびねす



この記事のURL | 岡山 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
瀬戸内の発射台 ~王子が岳~
- 2016/04/10(Sun) -
猫王子のお出迎え

皇子つながりではないが、次に紹介するのは王子が岳
瀬戸大橋近くの岡山県玉野市にある瀬戸内海に突き出た標高235mの山だ。
季節も良くたくさんの観光客が訪れていて、駐車場も満車状態だが、
ここに住み着いている猫王子はまったく動じることなく、昼寝の真っ最中。
カメラを向けると不機嫌そうに睨まれてしまった。
王子が岳にはいたるところに猫がいて、まったく人を怖がることなく、
我が物顔で日光浴に勤しんでいる。

遊歩道

頂上までは歩いて5分ほど。
ほぼ頂上付近まで道路が通じているので、お手軽に訪れることができる。
下から登ることもできるようで、登山装備のハイカーの姿を見ることもあった。

パラグライダーガミエタ

王子が岳パークセンターに向かって歩いていると、
山の上からパラグライダーが見えた。
ゴツゴツした岩の横スレスレをゆっくり海に向かって飛んでいく。
こんなに間近で見たのは初めてかもしれない。

瀬戸内海を一望

パークセンターの上は展望台になっていて、
そこからは瀬戸内海が一望できる。
瀬戸大橋から四国の山々、直島や小豆島まで。
今日は天気は良いものの視界が悪く、眺望は残念ながらいまいち。

ここから飛び立っている模様

どうもパラグライダーはここから飛び立っているようだ。
人が集まって次の人が飛び立つ準備をしている。

飛んだ!

飛んだ!
高いところが好きだけど苦手な私は大空に飛び立つパラグライダーを見るだけで
ぞぞっとするのだが、こんな素晴らしい景色の中で空を自由に飛べるのは
なんとも気持ちの良いことだろう。

当たりそう

パラグライダーは岩の絶壁をかすめるように進んでいく。
風でも吹いたら岩壁にぶつかりそうでひやひやする。
やがて岩の陰に隠れて見えなくなってしまったが、
いったいどこに着地するのだろう・・・。

ニコニコ岩を目指して

さて、次は王子が岳のシンボル的存在、「にこにこ岩」を目指す。
王子が岳には名前のついた奇岩や巨石がたくさんあって、
なかには「おじさん岩」なるものもあるようだ。

奇岩が立ち並ぶ

途中に天然の岩の展望台があったので、しばし眺望を楽しむ。
奇岩や巨石がたくさんあるというより、
そんな岩が積み重なってできているようだ。

砂浜に降り立つ

パラグライダーがまた1機飛び立っている。
今居るすぐ直下を飛んで行き、どうも下の砂浜に着陸するようだ。
機体を上手くコントロールしながら砂浜に見事に着地。
すぐ横にそこそこ交通量のある道路もあって危なそうだが、
上手いもんである。

あれがニコニコ岩

休憩しながらのんびり歩いてにこにこ岩を目指す。
奇岩の多い王子が岳の中でもひときわ異彩を放つ人の顔をした巨石。

ニコニコと言うよりニンマリ

近づいてみると、なるほど笑っている人の横顔に見える。
ニコニコというよりニンマリという感じで、
眺めているとなんだかこっちまで笑顔になってくる。

岩の上は大絶景

このにこにこ岩からの眺望が素晴らしい。
空と海と山という自然が凝縮した風景。
急斜面が海まで続いているのだが、海にはちゃんと砂浜が合って、
大地と海の境界線を成している。

瀬戸内屈指の眺望

実はここ、瀬戸内海一の眺望ではないだろうか。
そう思うほど素晴らしい景色が広がっている。
だとしたら、視界が霞んでいるのがただただ残念。



=======================
ブログランキングに投票お願いします!
クリックしてもらえると、今後の更新の励みになります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

FC2ブログランキング




人気ブログランキングへ

「たびねす」でも記事を書いてます。
たびねす


この記事のURL | 岡山 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
怪しいトンネル ~羽山渓~
- 2016/01/10(Sun) -
怪しいトンネル

なんとも怪しいトンネルである。
巨大な岩壁を素掘りでくりぬいた普通の道路のトンネルなのだが、
驚いたことにこのトンネルは鍾乳洞へと続いている。
岡山県高梁市にある羽山渓の穴小屋と呼ばれるこの場所は、
別名で棲龍洞とも呼ばれるが、そのいかつい名前にもかかわらず
普通の生活道路の一部になってしまっている。
鍾乳洞の多い岡山県ならではの光景かもしれない。

ミラーの向こうに深い穴

少しトンネルの手前に車を停めれるので、
懐中電灯を片手にトンネルに近づいてみた。
道路の左側にぽっかりあいた穴。

結構深い

何とも不気味な感じだが、少し中を覗いてみる。
思っていた以上に奥が深そうだ。

水の流れも

さらに奥へ進んでみると、鍾乳洞らしいジメッと纏わりつくような空気を感じる。
照明はおろか案内表示も何も無いので、懐中電灯を頼りに進む。
どうも鍾乳洞らしく水の流れも少しあるようだ。

外から10mも進むととたんに外部からの光が届かなくなり、
完全な暗闇の世界になる。
ここで持ってきたライトでは完全に光量不足なのに気づいた。
やはり一人で観光地化されていない洞窟にもぐるのは怖い。

出口

洞窟は100mほどの奥行きがあるらしい。
一部は迷路状になっているので、あまり不用意に踏み込まない方が良い。
洞窟で100mといえばなかなかの距離だ。
振り返るとまだ外の明かりが見える。
何か出てきそうで怖いので足早に抜け出すことにした。

川に降りる道

羽山渓というからには、やはり渓谷がある。
近くに川へ下りる遊歩道がついていたので、行ってみることにした。
しかし、あまり人が来たことがないような感じの場所だ。

綺麗な水が見える

下には少し白濁したグリーンの水が見える。
あまり流れはなく淀んだような感じだが、水の色は綺麗だ。

浸食ゴルジュ

川まで降りると、そこは見事なゴルジュ帯。
川の水が石灰岩を浸食してできたのだろう。
何となく鍾乳洞の岩肌のような、岩が溶けてできたような印象を受ける。

鍾乳洞からの水か

岩の隙間から水が湧き出しているようだ。
きっと鍾乳洞の中を通ってきた水だろう。
石灰岩が溶け出しているので、ここの水も少し白濁しているに違いない。
先ほど見た穴小屋の中は、あまり鍾乳石のようなものは見れなかったが、
もっと奥に行けばもう少し石柱などの鍾乳石があるのかもしれない。



=======================
ブログランキングに投票お願いします!
クリックしてもらえると、今後の更新の励みになります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

FC2ブログランキング




人気ブログランキングへ

「たびねす」でも記事を書いてます。
たびねす



この記事のURL | 岡山 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
暗闇のライトアップ ~後楽園 幻想庭園~
- 2015/12/21(Mon) -
後楽園と岡山城

日本三名園の一つ、岡山県の後楽園は、夏と秋の年2回
幻想庭園と言うライトアップイベントを実施する。
後楽園は東京ドーム3つ分もある広大な庭園だが、
ライトアップするとその広大な敷地を生かした光と闇のコントラストで
まさに幻想庭園という雰囲気になる。

竹の照明

竹の照明もおしゃれだ。
そして芝生の中から光が点々ともれている。
自然を生かした後楽園ならではの演出ではないだろうか。

UFO襲来

ライトアップといっても何かを照らすわけではなく、
どちらかと言うと空に向かって光を発しているように見える。
唯心山という平面な後楽園で唯一ともいえる立体的な場所があるが、
そこから発せられる光はまるでUFOのようだ。

プロジェクションマッピング

ちょうどイベントの時期と重なっていたので、
プロジェクションマッピングも実施されていた。
萱葺きの古い家の障子がスクリーンになって季節が表現される。
東京や大阪の大きなイベントに比べるとこじんまりとした感じだが、
こういう場所のプロジェクションマッピングも風情があって良いし、
なにしろ人混みに巻き込まれなくて済む。

広い池

後楽園には沢の池という大きな池があり、その池に向かってライトが当てられている。
とくに池には何も無いのだが、真っ暗な水面にひかりが反射して
幻想的な雰囲気を生み出している。
ただ池の鯉が光に誘われてたくさん集まってきてるのが
少々気持ち悪かったが・・・

こういうライトアップも

ライトアップとかイルミネーションとかいうときらびやかに光輝くイメージがあるが、
後楽園のライトアップは光によって逆に暗闇が際立つといった印象だ。
ライトアップしても決して明るくなく、足下も暗くて近くの人の顔もはっきりと見えない。
先が見えない暗闇が広い後楽園の敷地をさらに広く見せている。
こんなライトアップの仕方もなかなか良いものだと思う。

単にお金が無くてライトの数が少ないだけなのかもしれないが、
後楽園によく合った演出ではないだろうか。
これで400円の入場料とすればお買い得だ。

浮かび上がる烏城

後楽園の近くには岡山城こと烏城がある。
先ほどから写真に入って来ているが、緑色に光るちょっと不気味で
最後のボスキャラがいるような姿のお城だ。

旭川と岡山城

岡山城へは一旦後楽園から外に出て、旭川にかかる橋を渡る必要がある。
その橋の上からの眺めがなかなか幻想的で美しい。
お城の周りに他の明かりが無く、ライトアップされた城と樹木が
ほんとに光り輝いているように見えるのだ。

岡山が田舎だと言うこともあるが、周りに人工的な明かりも建物もないため、
夜の空と夜の川の怖いような暗闇に城が浮かび上がるようだ。
まさにラスボス感がハンパない。

ライブをやってました

その城で最後に待ち受けるのは・・・
なんかオジサマバンドがライブをやっている…
グループサウンズ的な。

ライブはほのぼのしてて良いんだけど、
なんか岡山城って近くで見ると立体感無くなってちょっと残念な感じかも。
遠くから見ると立派なんだけど、近くで見ると意外に小さいんだなぁ。


=======================
ブログランキングに投票お願いします!
クリックしてもらえると、今後の更新の励みになります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

FC2ブログランキング




人気ブログランキングへ

「たびねす」でも記事を書いてます。
たびねす

この記事のURL | 岡山 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
雲上の天守閣 ~備中松山城(雲海)~
- 2015/11/29(Sun) -
DSC05825.jpg

最近になって日本三大天空の城なんてものが言われはじめたりしている。
兵庫県の竹田城、福井県の越前大野城、そして今回紹介する岡山県の備中松山城
いずれも雲海が発生すると雲の上に城が浮かんでいるように見えることから
天空の城と言う名前がつけられている。
山城と言えば、日本三大山城と言うものが昔からあるのだが、
それは奈良県の高取城、岐阜県の岩村城、そしてこの備中松山城
さらに備中松山城は日本に12城しか残っていない現存天守閣を有する城でもあり、
なにかと貴重な城なのである。

DSC05886.jpg

備中松山城天空の城として話題になってきたのは近年の事。
竹田城が話題になっていた頃、実は備中松山城雲海が見えるんだぜって感じで
アピールしたところ、またたく間にたくさんのカメラマンが訪れる場所になってしまった。
雲上の城が見れるポイントは城の北東の山にある展望台。
手軽に見れる場所はここに限られているので、雲海の発生する季節にはカメラマンが殺到する。

DSC05720.jpg

朝と昼の気温差の大きい晴天の日に雲海が発生しやすく、
ちょうど休みの日に条件がそろったので、早起きして行ってみることにした。
日の出前ぐらいに訪れると、すでに展望台は人でいっぱい。
三脚をセットしたカメラマンの隙間からのぞいて見ると、
見渡す限りの雲海に包まれている大絶景が広がっている。
ただ、少し雲が低すぎて天空に浮かぶ城とはちょっといえない感じ。

DSC05797.jpg

しばらく待っていると次第に雲が上にあがっていき、
朝日が射しこむ頃にはちょうど良い感じに。
ちょっと木々に天守閣が隠れすぎなのが残念だが、
まさに天空に浮かぶ城の様相になってきた。

DSC05824.jpg

展望台が人でいっぱいなので下から撮影していたのだが、
少し人が入れ替わった隙に展望台の上に登ってみた。
上から撮影すると、下の林の木々がフレームに入らずにすみ、
いい感じの構図で撮影できる。
それにしても、雲海が絡むとほんとに幻想的な景観になる。

そして雲の中へ

あんまり展望台を占領していても悪いので、しばらく撮影してまた下に戻る。
雲はどんどん上にあがってきて、次第に城を隠してしまうぐらいになってしまった。
時間が経つと次第に雲が下がるのかと思っていたら、
だんだん雲が増えることもあるのか・・・。
実は以前にも雲海を狙ってきたことがあったのだが、
雲が少ないのであきらめて退散してしまっていた。
もしかすると待っていたらもっと雲が増えていたかもしれない。


DSC05900.jpg

展望台から今度は天守閣に登るべく高梁市の市街地へ降りる。
車で20分ぐらいの距離だ。
高梁市の中央には高梁川が流れていて、これが雲海を発生する要因になっている。
市街地も霧の中と思いきや、ここは普通の曇天模様。
雲は上にあがっているので下界の視界は良好で、
低い雲に覆われているただの曇り空といった感じだ。
ただ備中松山城のある山の上は雲に覆われてみることができない。

霧の石垣

天守閣に登るためには5合目からシャトルバスで登ることができるのだが、
まだシャトルバスが運行していない早朝なら、シャトルバスが到着する8合目のふいご峠の駐車場まで
自家用車で登ることができる。
ただ、この駐車場はあまり広くないので、登ったは良いが停める場所が無いこともあるので
注意した方が良い。
駐車場からは20分の上り坂。
林の中の遊歩道はずっと上り坂なので思っている以上に疲れるかもしれない。
8合目の駐車場はまだ視界がよかったが、登っていくにつれて
あたりに霧が立ち込めてきた。

DSC05932.jpg

15分ぐらい歩くと巨大な石垣が現れる。
自然の岩盤と融合した石垣で、このような高地に立てられた城とは思えないほど
立派な城郭だ。
標高は430mほど。下から岩を運んできたのだろうか。
車も無い時代にこれだけの岩を運ぶのはかなりの難工事だっただろう。

DSC05945.jpg

天守閣へ向かう階段。
霧の中、木々の間から射しこむ光が粋な演出をしてくれる。

最も高い場所にある現存天守閣

日本で最も高い場所にある現存天守閣。
当然修復工事はしているものの、石垣に比べて小ぶりな建物なのが、
当時のままの姿であることを感じさせてくれる。

備中松山城は平時では殿様が常駐していたわけではなく、
いつもは麓の藩邸で政務を取り仕切っていたという。
そりゃ、8合目からでも若干息切れするぐらいなのに、
毎日麓から通うのはちょっと無理があるかも。

DSC06004.jpg

本来、本丸の天守閣は9時から開城なのだが、
カメラを持って周りをうろうろしていたら、係りの人に気を遣ってもらって、
ちょっと早めに開けてもらえました。
入口で入場料を払って一番乗りで天守閣へ。
天守閣の窓からなら、雲の上に浮かぶ城の景色が見えるだろうと、
一気に3階まで上がって外が見える窓から外を覗いてみる。

確かに雲はまだ下に広がっているのだが、
雲海が広大すぎていまひとつ天空の城といった趣きは感じられず。
このあたりは竹田城の方が見栄えがするのかもしれない。

岡山県高梁市周辺の中国山地は、もともと雲海のメッカ。
いくら条件がそろっていたとしても雲海に出会えるかは運次第。
とくに遠方から泊りで来るとなると、なかなか天気予報を見ながらと言うのはできない。
そのなかで、この備中松山城なら秋から冬にかけてかなりの確率で雲海が発生するので
絶景を見れる可能性もかなり高いだろう。

雲海×山城=天空の城

雲海が絡むとすべての景色が絶景に変わるので、
何か他の掛け合わせはできないだろうか。
もう少し中国山地は探検し甲斐がある。


たびねすでもう少し詳しくアクセスと雲海を見るポイントを書いてます↓↓↓
今話題の天空の城!雲海に浮かぶ備中松山城の攻略法(岡山県高梁市)



=======================
ブログランキングに投票お願いします!
クリックしてもらえると、今後の更新の励みになります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

FC2ブログランキング




人気ブログランキングへ

「たびねす」でも記事を書いてます。
たびねす


この記事のURL | 岡山 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
無限廻廊 ~吉備津神社~
- 2015/04/29(Wed) -
岡山市にある吉備津神社
吉備津神社に祀られているのは大吉備津彦大神。
大吉備津彦大神は崇神天皇の頃に山陽道を平定したと言われ、
吉備地方の基礎を築いたとされる。

急階段を登る

一方、この地方には温羅(うら)という鬼が住んでいたと言う伝説がある。
その温羅を倒したのが大吉備津彦大神で、
これが桃太郎のモデルにされたとも言われている。
つまりこの吉備津神社桃太郎が祀られている神社という事でもある。

長い回廊

吉備津神社の急坂の階段を登って、回廊へ。
この廻廊が神社の一番のポイントで、
なんと360mも続いている。

赤い門を越えて

ゆるやかな坂道となっている廻廊を歩いて、
赤い門のところまでやってきた。
ここからは下りになっていて、さらに延々と廻廊が続いている。

まだまだ続く

いやはや、これは長い。
終着点が見えないほど長いので無限に続く廻廊のようだ。

光が差し込む

日差しが斜めから差し込み、
柱の影が通路に線を描く。
影が真横になれば、線路の枕木のようになる。
そういえば天橋立に松林の影が線路を作るようば場所があったことを思い出した。

今度は長い階段

廻廊の途中に左へ出る道があったので、ちょっと寄り道を。
鳥居をくぐった先には今度は長い階段。

登る登る

無限廻廊の次は無限階段か。
階段の行き着く先には何やら建物が見える。

岩山宮

ここは岩山宮と呼ばれているらしい。
この場所は吉備津神社とは少し雰囲気が異なり、
HPの説明を見ると、吉備国の地主神を祀っているとのこと。
どうもややこしいのだが、大吉備津彦大神と言うのは
中央政権である天皇が送り込んだ神様で、
もともと地元の神様は別に存在したと言うことだろうか。
こちらの神様は非常に質素である。

無限回廊

再び廻廊に戻って先へ進む。
360mを歩ききって後ろを振り返ると、
この廻廊の長さを実感できる。

水車

先ほどの岩山宮は山側にあったが、
今度は逆の外に出てみた。
こちら側はちょっとした広場になっていて、
その一角には水車が回っている。

外観

少し離れて、廻廊を外から眺めてみる。
逆アーチ型に続く廻廊はなかなか壮観な景色。
壮大な建築物を建てることによって中央権力の力を誇示したといったところだろうか。

本殿

廻廊を引き返し、今度は本殿へ。
なかなか古い建造物で、歴史を感じる造りになっている。

かつて大吉備津彦大神が倒したと言われる温羅と言う鬼の城跡と呼ばれる場所が、
この近くの総社市の山の上に残っている。
その名も鬼ノ城
数年前に訪れた事があるのだが、
これまた山全体を要塞にしたような巨大な山城だった。

ちょっと話はそれるが、岡山には鬼神戦隊ジャケンジャーXなるご当地キャラがいて、
こちらの設定が温羅一族の末裔で悪を倒すヒーローなんだとか。
さらに、毎年うらじゃ祭りという高知のよさこいのようなイベントが開催されていたりする。
この辺から考えると、温羅は悪役にされているが、
実はもともとこの地方を治めていたのが温羅のほうで、
大吉備津彦大神というのは中央から遠征で吉備を制圧した侵略者ではないのかという
構図が考えられる。
その正当性を作り出すために、桃太郎と言うおとぎ話を作り上げ、
温羅=鬼という構図を作ってしまったのかもしれない。

桃太郎のおみくじ

本殿の前には桃太郎おみくじなるものが設置されていた。
イラストのバックはチカチカ光っていて、非常にシュールなおみくじ・・・

祈願トンネル

さらに奥には祈願絵馬のトンネルが。
学問・学芸の神様を祀っていて、江戸時代から厚く信仰されてきたとか。
ん?待てよ、大吉備津彦大神って、要は中央政権軍の将軍でしょ。
武芸とかの神様なら分かるけど・・・
日本の神社特有の何でもありかな・・・

犬養毅

吉備津彦神社の外には犬養毅の銅像が建っている。
犬養家は古くは大吉備津彦大神の隋神として仕えたことがあるとの謂れがあるという。
そうか、それで犬。
桃太郎のお供の犬と言うわけか。

なんとなく桃太郎のお話の裏側が見えてきたように思う。


=======================
ブログランキングに投票お願いします!
クリックしてもらえると、今後の更新の励みになります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

FC2ブログランキング




人気ブログランキングへ

「たびねす」でも記事を書いてます。
たびねす

この記事のURL | 岡山 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
桃太郎伝説 ~鬼ノ城~
- 2013/02/10(Sun) -
天空に浮かぶ城壁

少し驚いた。
古代の城がこれだけ巨大なものとは。

写真は岡山県総社市にある鬼ノ城
おにのしろと書いて「きのじょう」と読む。

この城が建てられたのは、まだ日本が倭の国と呼ばれる時代である。
西暦663年の白村江の戦いに敗れたあと、
朝鮮から攻め込まれることをおそれて造った12の山城の一つとされるが、
はっきりとした文献は残っておらず、謎の城とも言われている。

復元された石垣

当然、建物などは復元されたものだが、
かつては山全体が城壁でぐるっと一周囲まれていたようだ。
今は遊歩道として整備されているのだが、
一周歩くのに2.8kmあるというから、
その規模の大きさがわかるだろう。

朝鮮式城郭

これは復元された西門。
東西南北に4つの門と水を流すための6つの水門がある。
場内は約30ヘクタール。
そこに管理棟や食料貯蔵庫などの施設跡が見つかっている。

長城

城壁の上をぐるっと一周回ってみることにした。
総社市が眼下に一望でき、石畳の道は空中回廊と言った趣だ。
ミニ万里の長城とも呼べるかもしれない。

山を一周する

下に敷かれた石は古代のものなのだろうか。
ぐるっと一周回ってみるのだが、
どこにもこのような石畳がある。

発掘現場

発掘現場らしき場所にやってきた。
どうもここが南門らしい。
中途半端に復元されているので、
どこからどこまで古代の遺構かはわからない。
しかし、掘れば掘るほど何かが発見されるような場所である。

遺された城壁

遺された城壁。
これはまさしく古代の遺構だろう。
不均等な石が積まれているところが、近世の城とは違うように感じる。

大きな遺構

さらに先には、もっと大きな石垣が見えてきた。
屏風折の石垣と呼ばれる場所だ。

山から突き出た遺跡は天空の城を思い浮かべる。
兵庫県の和田山にある竹田城にも匹敵する、
スケールの大きさだ。
いや、大きさだけならこの鬼ノ城のほうが遙かに大きい。

日が沈む

だんだん日が落ちてきた。
影になった鬼ノ城の山姿はなんだか不気味でもある。

石の階段

石の階段を上ると、先ほどの遠望していた屏風折の石垣に到着する。

空中散歩

空の上に浮かんでいるような感じだ。
空と地上が一望できる場所を歩いていると、
まるで空中を散歩しているかのようだ。

日本三大山城と言うものがある。
備中松山城高取城、岩村城の3つなのだが、
この鬼ノ城も是非入れてもらいたい。
そして前出の竹田城もはずせない。

夕焼け

夕焼けで赤く染まる鬼ノ城
一周してスタート地点に戻ってくる頃には、
すっかり日も傾いていた。

鬼ノ城にはもう一つの伝説がある。
それは温羅伝説と言うもので、
かつてこの地方を支配していた百済からやってきた温羅と呼ばれる鬼が
この鬼ノ城を拠点にしていた。
崇神天皇はこの地の人々の窮状を救うべく吉備津彦命を使わし、
温羅を討ったという。
これが後の桃太郎のお話の元になったという伝説。

最初の展望台

一周回り終え、最初の展望台に戻ってみることにした。

夕日に照らされる城門

城門は赤く血の色に染まり、
空から地上を見下ろしている。

この城に暴君が住んでいたのだとすれば、
人々にとってここは恐怖の鬼ヶ島だったに違いない。

=======================
ブログランキングに投票お願いします!
クリックしてもらえると、今後の更新の励みになります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

FC2ブログランキング




人気ブログランキングへ

この記事のURL | 岡山 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
日本三大山城 ~備中高松城~
- 2013/02/06(Wed) -
登城への道のり

備中松山城へ登城する。
その道のりは大変だ。
車で山の上の駐車場まであがってきているのだが、
そこからさらに700m、このような階段を歩かねばならない。


松山城

備中松山城は岡山県高梁市の中心部にある城で、
約430mの山の頂上に立てられおり、
天守閣のある城としては日本で一番高い場所にあるらしい。
そして日本三大山城のひとつでもある。

やっと石垣が見えてきた

さて、息も上がってきた頃にようやく城の石垣が見えてくる。

自然の岩と石垣

さらに進んで見上げると、
そこには自然の岩の上に石垣と城壁が造られて、
なかなか壮観な城になっている。
難攻不落の城とも言うべきだろう。

しかし、この岩に樹木が根を生やして行ったせいで、
石組みがゆがんで崩落する危険が出てきたらしい。
直下はロープが張られて立ち入り禁止になっていた。

城壁

白い土壁は重要文化財となっているので、
恐らく江戸時代に造られた壁なのだろう。
空けられた穴から鉄砲で敵を掃射。
ここまで上ってきた敵を寄せ付けない。

立派な石垣

石垣もこの高さの城としてはかなり立派なものだ。
何重にも組まれた石垣は敵をまっすぐには登らせない為だろう。

天守閣

石垣の上には立派な天守閣。
恐らく復元されたものだろうが、
これだけ高い場所にある城に立派な天守閣を造るのは
さぞかし大変なことだっただろう。

そもそも江戸時代の城は敵からの防御と言うより、
政治の中心の場所だったはず。
備中松山城は江戸時代最後まで残ってたというが、
家臣たちは毎日上まで登ってきたのだろうか。

裏から天守閣

天守閣の中は閉館中で入れなかったので、
ぐるっと裏に回ってみた。
表は整備されて綺麗になっているのに対し、
裏側は古い石垣が残っていて、
櫓も古びた感じで年月を感じる。

これは昔のまま現存するのだろうか。

櫓

日本建築の良さは、年月を重ねるごとに風情が増す所だと思う。
なにか周りの自然の景色にとけ込むかの様な感じがする。
現代建築は古くなるとみすぼらしくなる一方だが、
古い建築は廃墟になってもどんどん魅力的になってくる。

壮観な眺め

遙か眼下に見下ろす高梁の街並み。
この壮観な景色を見るために、
この城は江戸時代を通じて残されたのかもしれない。


=======================
ブログランキングに投票お願いします!
クリックしてもらえると、今後の更新の励みになります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

FC2ブログランキング




人気ブログランキングへ
この記事のURL | 岡山 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
ベンガラの街並み ~吹屋~
- 2013/01/05(Sat) -
赤茶の町並み

岡山県高梁市の山中に吹屋という古い町がある。
標高550mという山の上に作られた集落は、
江戸時代より、銅山の鉱山待ちとして発展し、
江戸後期からはベンガラという酸化鉄の生産で栄えた。

ベンガラは一種の鉄錆のようなものだが、
その赤色が漆器や磁器の赤色顔料として絵付けに利用されているものである。


ガンガラ造り

そのベンガラが塗られているのだろうか。
赤茶色をした建物が並んでいて、古き時代の風情のある町並みを
作り出している。

風情のある郵便局

それは郵便局も例外ではなく、
郵便局の赤色とベンガラの赤色が非常にマッチしている。

よく、海外の街並みは建物の造りが統一されていて、
非常に芸術的な美しさが評価されるが、
日本の街並みもかつてはこのような芸術的なものだったのだろう。

こういう街並みが国の保護する文化遺産でしか残っていかないのは
とても残念な話である。

案内板

案内板もなかなか風情があって良い。
看板はさほど古いものではないのだろうが、
周りの風景に自然にとけ込んでいて、非常に絵になる。
無理矢理観光地に作った木製の看板ではなく、
街並みに違和感のない看板なっている。

さて、その看板に書いてある吹屋小学校だが、

吹屋小学校

大正ロマンあふれる立派な小学校。
こんな学校に通ってみたかった。

こんな小学校に通いたかった

木造の校舎は古びてなお存在感を増す。
木製、煉瓦、土壁、石垣。
かつて日本の建築に使われている技法はすべて、
古くなってもまた新しい風情がある。

今のコンクリート主体の建築は、
新しいときは綺麗だが、古くなるとすぐにみすぼらしい雰囲気になってしまう。

新しい建物はすべてコンクリートになってしまったが、
日本古来の建物はぜひとも残していってほしい。

今はもう動かない

日本最古の現役木造校舎は、
2012年3月、明治から続く長い歴史に幕を閉じた。


=======================
ブログランキングに投票お願いします!
クリックしてもらえると、今後の更新の励みになります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

FC2ブログランキング




人気ブログランキングへ

この記事のURL | 岡山 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
忘れ去られた滝 ~鈴木の滝~
- 2013/01/04(Fri) -
岡山県高梁市の奥の奥、新成羽川ダムの更に奥に、
鈴木の滝という大きな滝が落ちている。

看板も何もない入り口

ちょうど新成羽川ダムの北側の道が奥に切れ込んだカーブの部分に
滝へと向かう道の入り口がある。

看板も何もない入り口。
忘れ去られた滝ともいえる場所で、
知っていないと踏み込もうとは思わない道である。

崩れた道

道は荒れているの一言で、
倒木が放置されて道をふさいでいるし、
崩れたまま風化したような場所もある。

それでも滝好きの人が訪れるのだろう。
踏み後はあって、ちゃんとした道にはなっている。

斜めの道

斜面に斜めの道。
足を滑らせるとずりずりと川へと落ちていきそうだ。
ほんと、こんな雪の日に来るものではない・・・



到着

とはいえ、少々危険な道だが、滝へは10分ほどで到着する。

全部で4段の滝と言ったところだろうか。
主瀑の1段目が見事な滝である。

右へ左へ


さて、もう少し近に言ってみたいところなのだが、
滝前の岩は雪がかぶっていて、
とてもじゃないが足を乗せる勇気はない。

手前も滑りそうな場所で、
倒木やらでなかなか正面に回り込むポイントがない。

しかも、正面から見ると滝の前の木が邪魔をして、
落ち口が見えない状態になってしまう。
なんとももどかしい。

水量が増えてる

昨日の雨で水量が増えているようだ。
奥の1段目の迫力はかなりのもので、
1段目の滝壺に豪快な水飛沫を巻き上げて落ちている。
また、岸壁を伝う幾筋もの水もなかなか美しい。

一段目の滝壺まで行って、滝を見上げてみたい物だが、
ずっと手前で苦戦しているぐらいなので、
到底たどり着けるものではない。

鈴木の滝全貌

総落差50mの鈴木の滝
どこの滝でもそうだが、この滝もそこまでの落差はなさそうではあるが、
落差ではなく、わざわざ見に行くに値する、
立派な滝だ。

ただ、上流に道路ができたからだろうか、
山奥にしては、滝の水はあまり綺麗には思えなかった。

林道はできても滝見道は消えつつある。
アクセスは便利になっても、足を運ばなくなる。

どうも、鈴木の滝は忘れ去られた滝になって行くようだ。



=======================
ブログランキングに投票お願いします!
クリックしてもらえると、今後の更新の励みになります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

FC2ブログランキング




人気ブログランキングへ


この記事のURL | 岡山 | CM(2) | TB(0) | ▲ top
| メイン | 次ページ