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牢獄の観瀑台 ~竜化の滝~
- 2019/04/07(Sun) -
久しぶりの更新です。
なかなか筆が進まず申し訳ない。

間が空いてしまったが、栃木県の滝巡りの続き。

DSC06978.jpg

スッカン沢から北上して那須塩原の竜化の滝を目指す。
かなり観光地として整備された滝で、駐車スペースも豊富に用意されていて
トイレも併設されている。

写真はレンタカーでお世話になっているのデミオ君。
ディーゼルモデルなので小さい体でぐんぐん進む。
ドライブもとても楽しい車です。

DSC06870.jpg


竜化の滝の遊歩道ルートはちょっと変わっていて、
最初は道路に並行した形で遊歩道が設置されていて、
道路を見ながら歩くという変なルートです。
おそらく駐車場の場所の問題でこんなルートになったのだと思うが、
滝の目印だけ見つけて最短ルートでナビをしていると
この駐車場と遊歩道の入り口は見落とす可能性大。
途中からは遊歩道に入れません。

DSC06977.jpg

道路の向こうの川にかかっている滝は布滝。
落差はないが本流の流れで迫力もあり、広い滝壺も魅力的なのだが、
なにぶん距離が遠い。
せめて道路横のガードレールの上からのぞきたいが、
この道が結構な交通量でまあまあ危険だから厳しいところ…
なんとも残念。

DSC06881.jpg

しばらく進んで行くと見えてくるのが抛雪の滝…の落ち口。
残念ながら、滝の全景を見るためには車道の方を歩いてこなければならない。
先ほど述べたように車道は交通量も多いうえに路肩スペースもなく結構危険。
せっかくこれだけ遊歩道を回り込ましているんだから、
抛雪の滝を見れるルートも作っておけよ…ってツッコミたくなる。

DSC06883.jpg

抛雪の滝の落ち口からは車道沿いから離れて山の方へ進んで行く。
つまりは抛雪の滝の上流に向かって進むことになる。
ここに竜化の滝の遊歩道入口を作れば滝まですぐなのだが…

DSC06903.jpg

次に見えてくるのは風挙の滝。
落差はそれなりだが、周りの緑の濃さと白い滝身のコントラストが美しい。
この滝はしっかり遊歩道からも近づいてみることができる。

DSC06925.jpg

遊歩道入口から15~20分程度で竜化の滝へ到着なのだが、
見えてきたのは鉄とコンクリートの階段。

DSC06927.jpg

そしてその先にあるのはシェルターのような建物。
これが滝好きの間では悪名高い牢獄のような観瀑台である。
周りが切り立った崖に囲まれているので、 
落石なんかで観瀑台でけが人が出たりしたらどうするんだ、
という役人的な発想で作られたに違いない。

DSC06931.jpg

やはり屋根がついてしまうと、どうしても滝が醸し出す雰囲気は感じづらい。
高い場所から水が打ち付けられる景観に
少し怖さも感じながら見入ってしまうというのが、
滝巡りの中毒性の高い理由であって、
こうやって動物園にでも来たかのように、
安全に滝を見るのはどうも物足りない。

DSC06934.jpg

ただ竜化の滝自体の評価が落ちるわけではなく、
深い谷奥から、右へ左へ方向を変えながら落ちる水は美しい。
写真以上の落差があり、思っている以上の高度感があった。
手前の数段だけが先に見えてきて、
少し奥まで進むと、想像以上に上の方から滝が落ちていてビックリ。

DSC06946.jpg

ただ、滝巡りはやはりちょっと苦労して到達するぐらいがちょうど良い。
竜化の滝もこんな立派な観瀑施設を造らずに、
最低限の道ぐらいを作っておけば良いのだ。
これだけの滝を道なき道を突破して見つけることができたなら、
それは感動するほどの達成感を味わえるだろう。

コンクリートにお金をかけるぐらいなら、
鎖でも設置して上の段まで登れるようにしてくれれば良いのに…
そんなことを言うとお役人さんたちに怒られそうだが。



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水の楽園 〜スッカン沢〜
- 2019/01/23(Wed) -
おしらじの滝に行ったなら次はスッカン沢にも行かねばならない。
駐車場はおしらじの滝から5分も進んだところに別にある。
橋を降りて沢に降りていくと道路沿いとは思えない別世界。

DSC06649.jpg

道は整備されているが、木々は原生林だろうか。
雑草と統一性のない樹木が生い茂っている。
あまり背丈の高い木がないので、木漏れ日がさんさんと降り注いでくる。

DSC06655.jpg

川に近づいてみたが、スッカンブルーと称される青い水はまだ片鱗も見せていない。
透明感は強いが、ありふれた綺麗な渓流という感じだ。

DSC06675.jpg

しかし奥へ進むにつれて、水は青白く染まっていく。
このスッカン沢全体が火山活動に伴ってできたカルデラの中にあり、
要は火山の成分が流れ込んでいるのである。
スッカン沢という一風変わった名前も、
飲むんとすっ辛いということから来ているらしい。

DSC06679.jpg

川の水が一段と白くなるのが最初の見どころの一つ素廉の滝付近。
ここには対岸の至る所から水が流れ込み、
泡立つ水面が日の光を受けて白く輝くようだ。
滴り落ちる水が多いので、光が差し込めば虹も発生する。
川面に近づけそうだったので道を外れて行ってみると、
川の流れはまるで油絵のような景色になっていた。

DSC06686.jpg

あまりにも美しい水面に目を奪われて、実際「素廉の滝」がどこにあるのか
よくわからなかったのだが、
この写真のあたりがそうなのだろう。
流れ込む流れが素廉の滝の一部なのだろうが、
対岸にもう少し滝らしい場所があるはずなのだが、
しっかり探すのを失念していた。

DSC06706.jpg

素廉の滝よりも少し下流側の流れの方が数段美しく、
特にこの日は木漏れ日がスポットライトのように川面を照らして
素晴らしい景観を作り出していた。

DSC06740.jpg

素廉の滝を超えたあたりからは絶景の連続といった感じ。
続いて現れるのは仁三郎の滝。
こちらは本流にかかっているので、水量もあって迫力もあるのだが、
注目すべきはその下流側。

DSC06742.jpg

素廉の滝と同じように対岸の崖から水が玉すだれのように川へ降り注いでいる。
常に川へ雨が降っているみたいになっていて、
広範囲に湧き水が出ているという事だろう。
まさに水の楽園といった様相を呈してくる。

DSC06864.jpg

仁三郎の滝を越えると、谷は深くなり、遊歩道は川の流れから少し離れていく。
ただほどなく展望台らしき場所に到着。
おそらくここがスッカン沢の一番の核心部「雄飛の滝」だと思われるのだが・・・。

DSC06756.jpg

展望台から見えるのは雄飛の滝の上部だけ。

DSC06758.jpg

おかしいなと思って下を見ると、もう少し下まで降りられるようだ。
展望台の横から道とは言えない踏み後のような場所を降りてみたのだが、
最後は絶壁に阻まれて川岸まで降りることはできない。
雄飛の滝から先は通行止めになっていると聞いていたので、
ここで引き返そうと思っていたのだが、最後がこれでは少々物足りない。

DSC06861.jpg

仕方ないので様子を見ながらもう少し道を進むと、
道は川の近くまで降りて行って、橋を渡るルートに。
ここから川岸を戻れば雄飛の滝に行けるのでは、
と思っていたら朽ちかけた看板も発見。
一度雄飛の滝を通り過ぎてから、下流から回り込むのが正解だったようだ。

DSC06768.jpg

ここからのルートがまさに秘境感満載のぞくぞくするスポットの連続だった。
少し荒れた道を進むとまさにスッカンブルーと呼べる青白い滝壺が目の前に飛び込んでくる。
滝と呼べるほど落差はないが、滝壺状に水が溜まっていて、
深さのある水たまりの色は絵の具をとかしたような水色。

DSC06777.jpg

そこから川横の道をさかのぼると、せり出した崖が現れる。
緑に覆われた崖からは、水が染み出してきて、
川へと水滴を垂らす。

DSC06824.jpg

近づいてみると天然のシャワーとなって水が降り注いでいる。

DSC06822.jpg

シャワーが川に降り注いで、白い水をさらに白い水飛沫に変える。
なんて水の豊富な谷だろうか。
絶壁の迫力に水と緑も相まって、圧巻の景観。

DSC06787.jpg

崖を過ぎるとすぐに雄飛の滝
ちょうど展望台の真下にたどり着いた。
滝前は上から見てわかってはいたが、
多数のカメラマンが三脚をセットして陣取っている。
カメラマンを集める理由は、滝の姿を見る前からすぐに分かった。
滝の水飛沫に光が当たり光芒を生み出すのだ。

DSC06799.jpg

光芒で有名な滝というのはあまり調べていなかったのだが、
ちょうど訪れたタイミングも良く、細い谷の真上から光が差し込み、
うまい具合に光芒が現れていた。
日が傾くと光が谷の下まで差し込まないので、正午前後がベストタイミングだろうか。
特にそこを狙ったわけではなく、旅のタイミングでこの時間になったのが
とてもラッキーだった。

DSC06807.jpg

光芒の滝は実際初めての経験。
確かにカメラマンを魅了するのも理解できる。
ずらっと三脚が並んでいるのでゆっくりと撮影はできなかったのだが、
少し隙間から手を伸ばして撮影させてもらった。

光芒、虹、スッカンブルーに水が滴る絶壁。
なんともみどころの多い沢だろうか。

すっかりスッカン沢に魅了され、大満足の散策だった。


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まぼろしの青い滝 〜おしらじの滝〜
- 2018/12/02(Sun) -
夏休み明けにちょうど関東方面に出張が入ったので、
前乗りして二日間滝巡りをすることにした。
話題になっている栃木県矢板市のおしらじの滝を一度訪れてみたかったので、
初日は矢板市から那須塩原方面。二日目は日光を中心に巡ることに。

DSC06555.jpg

おしらじの滝は矢板市北部の八方ヶ原のエリアにある。
最近まで知る人ぞ知るまぼろしの滝だったが、
遊歩道が整備されてから一気に人気が爆発しつつある。
それなりに広い駐車スペースがあるのだが、微妙に停める場所がなく、
少しスルーして先に進んだら、もう1箇所駐車スペースがあったので、
そこに無事駐車。

DSC06557.jpg

入り口には最近設置されたであろう新しい看板。
その向こうには割としっかりした遊歩道。
おそらく数年前までは踏み跡程度の道だったのだろう。
入り口の無造作感がそう感じさせる。

DSC06561.jpg

遊歩道に足を踏み入れると、そこはもう大自然だった。
道は整備されているとはいえ、土を踏み固めた程度なので、
しっかりした装備が必要だと感じる。
周囲は人の手の入っていない原生林。
道から逸れると一瞬にして自然に飲み込まれるだろう。

DSC06564.jpg

道は時折荒れる。
雨で水が流れたところに人が入るので、
さらに土が泥状になるのだろう。
あまり泥濘に足を突っ込むと靴が汚れるので、
濡れている地面は避けながら進む。

DSC06567.jpg

15分くらいひたすら下り道を進んでいると、
大きな岩とその向こうに人工の足場が見える。
どうも水場の気配がする。

DSC06569.jpg

岩を回り込むと青い滝壺が見えた。
これがおしらじの滝の滝壺。
その神秘的な深く青い水溜りは一目でそれとわかる。

DSC06578.jpg

奥が滝の落ち口なのだが、噂通り滝は落ちていない。
少し岩肌を濡らすだけ。
そもそも滝を見に来たというより滝壺を見に来たので、
特に問題はない。
このおしらじの滝は雨の次の日ぐらいしか水が流れていないようで、
まさにまぼろしの滝と言ったところだ。

DSC06585.jpg

陽の光はタイミングが悪く、滝壺の端っこの方しか差し込んでいない。
光が当たらなくても綺麗なのだが、光が当たった部分はひときわ青く輝き、
神々しいまでの美しさ。
周りの緑に覆われた岩肌といい、環境も含めて素晴らしいシチュエーション。

滝は流れていないのだが、滝壺からあふれ出した水は
川となって下流に流れ出している。
流入する流れがないのにこれだけ水が溢れるということは、
滝壺の底から伏流水が湧き出しているのかと思われる。
地下で濾過された水なのでこれだけ美しい水が保たれるのだろう。

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岩を乗り越えて少し下流を覗いてみる。
滝壺の深い青さはないのだが、周囲の緑が溶け込んで
緑に揺らぐ水面もなかなか魅力的だ。

DSC06616.jpg

角度を変えて横から見て見ても、深い青さは変わりない。
正面からの方が光の角度で少し明るく綺麗だが、
横からは少し怖いくらいの青。

DSC06634.jpg

おしらじの滝が人気になるのも頷ける。
青くても高い透明度なので底まではっきり見える。
おそらくそれなりの深さはあるのだろうが、
底が見えるとどうも浅く見えてしまう。

しばらくちょこちょこ移動しながら撮影していたが、
明らかにこの滝だけを撮影しに来たカメラマンが数人いたし、
観光客は入れ替わり立ち替わり訪れてくる。

人は多いのだが周りの環境は秘境感満載で、
まさにお手軽に訪れることのできる神秘的な秘境という感じ。
あまり整備されすぎずに保全していきたい素敵な場所だった。


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