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モノクロの世界 〜白崎海岸〜
- 2009/10/31(Sat) -
和歌山県の由良にある白崎海岸は、
石灰岩の白い岩に囲まれた不思議な場所である。

すべてが真っ白の空間。
まるでモノクロの世界に来たようだ。

キャンプ場になっている

白崎海岸白崎海洋公園として整備されており、
オートキャンプ場やダイビングプールなどを併設している。

陽が落ちてきた

しばらく歩いていると、だんだんと陽が落ちてきた。
白い岩肌は太陽の赤い光に当てられて、
ピンク色に染まっていく。

幻想的な光景だ。

展望台への階段

駐車場の奧に見えるのが、展望台に続く階段だ。
この白壁の上へ上れるのはここだけある。

もう少しで展望台

沈みかけの太陽に照らされながら、
白い岩の間を進んでいく。
磯の香り、波の音が聞こえてくる。
あの上まで登ると、広がるのはきっと海だ。

海が見えた

展望台に登ると、やはり海が見えた。
不思議なことにこの一帯だけが白い岩がむき出しになっている。
それがこの白崎海岸を生み出しているのだが、
白という色がなんだかすべて人工のものに見えてしまう。

人工物ではないかと思って岩肌を触ってみるが、
岩は紛れもなく自然のものだった。

石灰石が多い地質と言うことで、
この白崎海岸の近くには戸津井鍾乳洞がある。
水に溶けやすい石灰石が、地下に洞窟を造るのだろう。
これだけ地上に石灰石が露出しているのなら、
秋吉台のような、もっと巨大な鍾乳洞があっても
おかしくないような気がする。

今日が終わる

さらに海へと沈んでいく太陽が、ますますその赤さをましていく。
それにつれて、純白の岩は徐々に色付き始める。
モノクロの世界が崩れていく。

こうして、今日が終わった。



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旅人が仰ぎ見る山 〜太郎坊宮 阿賀神社〜
- 2009/10/03(Sat) -
太郎坊

東近江の平野を走っていると、きれいな三角形の山容が見えてきた。
岩肌の露出したこの山は赤神山という。
標高350m。
この山の中腹に建物が見えるだろうか。
ここが今回の目的地、阿賀神社。通称、太郎坊宮だ。

立派な建物

車で急な坂道を登り切ると、
目の前に先ほどの遠景で見えていた立派な建物が見えてくる。

太郎坊入口からの眺め

振り返ると滋賀県の広大な平野の眺めが広がっている。
ほのかに流れる風が心地よい。
遮る物は何も無く、壮観な眺めだ。

この阿賀神社が設立されたのは約1400年前だと言われている。
交通標識もない時代に、これだけ立派な山があると、
旅人達にとって良い目印になったであろう。
道も整備されておらず、集落もまばらな時代、
道に迷うと言うことは死を意味することでもある。
昔の人はこの山を見つけ、
自分の来た道が正しかったことを神に感謝したことだろう。
この山が神聖視されるのも理解できる話である。

急な階段

神社は急峻な崖を這うように造られており、
トップの写真で言うと、上部の岩肌が見えている部分まで
参道が造られている。

早速、急な階段を登っていくことにする。
振り返ると足がすくむくらいの急な階段だ。

龍神舎御霊水

階段を登り切ったところにある御霊水。
ちょうどこの横から進む道が、隣の箕作山への登山口となっている。
赤神山へはご神体のため登らないで下さいとの看板があった。
このような切り立った山だ。
以前登った天狗岩のような絶景が見られるかもしれないのに、
残念なことだ。

見えてきた夫婦岩

されに上へと登る。
お賽銭を入れる場所には事欠かない場所だなと
思っているうちに、最上部に位置する夫婦岩が見えてきた。

そり立つ岩

そり立つ岩壁。
それが二つに割られたように、間に細い道が通っている。
悪心を持つものは両側の岩壁に挟まれてしまうとのことである。

日頃の行いが悪いと挟まれます

日頃の行いが悪くないかと、胸に手を当て進み、
なんとか夫婦岩を無事に通り抜けることができた。

この岩は最初から割れていたのだろうか。
それとも道を繋げるために掘って造ったのだろうか。
神社的にはこの赤神山に棲む天狗がまっぷたつに割ったというのが
正解かもしれない。
いずれにしろ、迫ってくるような岩肌はなかなか迫力がある。

うーん良い景色

抜けた先には拝殿と展望台があった。
滋賀県が一望できるような場所だ。

この山に棲む主は、下界を見下ろして何を思うだろう。
やはりここは神の山なのかもしれない。




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竜の砦 〜天狗岩〜
- 2009/09/06(Sun) -
砦のような天狗岩

大地から突き出た岩の山。
竜王山系の中でもひときわ存在感のあるこの岩山が天狗岩である。
難攻不落の要塞のような姿は、竜の砦とも言うべきか。

この要塞を制圧すべく、歩みを進める。

天狗岩への道

天狗岩への道は、竜の背を竜の頭に向かって歩いていくような感じだ。
竜王山特有の花崗岩がむき出しになったゴツゴツとした道を
進んでいかなければならない。
耳岩からの道程は、アップダウンもあり、
一度森の中に潜り、小さな水場を越えて進むことになもる。

ほどなく、天狗岩の麓に到着するが、
ここは、木々に囲まれて眺望は望めない。
ただそりたつ壁があるのみである。

注意書き

天狗岩の前にはこんな看板があった。
鎖場があるなどと聞くとなぜか心が躍る。


よじ登る!

さあ、最初から難所だ。
設置されているロープを支えにして、
岩肌に体を持ち上げる。
足場を確保しながらゆっくり進めば
さほど難しい道ではない。

さらによじ登る

岩には矢印が書いてあるので、
一番アプローチしやすいルートを選択することができる。
この道順でなくても上には上れるようだが、
何の装備も無いのであれば、素直にルート通り進むべきだろう。

木の根っこをつかみ、体を岩の上にぐっと持ち上げよう。

saraisarani.jpg

最後は左右が岩壁に挟まれた細い道を上っていく。
空が見えてきた。もうすぐ頂上だろうか。
天然のアスレチックもそろそろゴール地点。

だが、最後のこの坂は見た目以上に難関だ。
滑る足元、しかもあまり引っかける足場もない。
脆い花崗岩のため、力をかけるとぼろぼろと砂になって崩れていく。

何とか両壁に手を支えて登り切ろう。
最後はよじ登り気味に体を持ち上げると・・・

頂上に登る

遮る物のない眺望が広がっていた。

まさに頂上。いや頂点か。

360度の眺望

360度の眺望はまるで空を飛んでいるかのようだ。

冒頭の写真の頂点に立っている。
できることなら、手前の耳岩からここに立っている姿の写真を
撮ってみたかった。

大津方面をみる

大津方面もばっちり。
新名神も望むことができる。

滋賀県を統治する竜の砦を今、制圧した。



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竜の鱗 〜竜王山〜
- 2009/08/23(Sun) -
新名神が見える
竜王山から鶏冠山辺り一帯を湖南アルプスと呼ぶ。
花崗岩でできたこれらの山が、
稜線上に岩肌をむき出しにし、
アルプスの山嶺を歩いているかのような登山を
楽しましてくれる。

ちょうどこの山の下を新名神のトンネルが貫いており、
道路を通っていると、このゴツゴツとした岩山を
見ることができる。



駐車場からの景色

新名神の信楽インターから、金勝寺方面に向かう。
金勝寺の林道をさらに進んでいくと駐車場に到着。
琵琶湖から大津・草津を一望できるこの駐車場が
最もお手軽に竜王山にアプローチできる場所だ。


整備された登山道

整備された登山道を進むこと約15分。
あっけないほど簡単に竜王山山頂に到着できる。

竜王山山頂

山頂とはいえ、周りが木々に囲まれて
あまり良い眺望を望むことはできない。

しかし、一方からは、この竜王という名前の由来になったであろう
竜の鱗のような岩の背が見ることができた。
目指す岩場は

今回の秘境探検ツアーの目指す場所はあの岩場だ。
一旦、竜王山山頂を降り、分岐点からさらに奧へと歩みを進める。
竜の眠るあの場所へ。


茶沸地蔵

やはり、昔からこの山は神聖な山として崇められてきたのだろうか。
これは岩に彫られた茶沸観音。
この他に、今回はパスしたが狛坂磨崖仏など、
岩に彫られた仏様があちこちに点在している。
これは、竜のようなこの山への信仰も関係しているのだろう。

分岐点の看板

白石峰の看板に到着。
行けるものなら鶏冠山経由で湖南アルプスを縦走してみたいが、
お手軽装備とまた車を取りに戻らなければならないと考えると、
今回のゴール地点は天狗岩だ。

ここから先は、先ほど竜王山山頂から見えていた
竜の背のような場所だろうか。
急に岩肌が剥きだし、奇岩が林立する場所に出る。

岩場を乗り越えて

行く手を阻む岩場を乗り越えて、

岩場をくぐり抜けて

迫り立つ岩場をくぐり抜け、
アスレチックコースのような道を楽しみながら進む。

木々が少ないため、時折、素晴らしい眺望が広がるポイントがある。
少し岩をよじ登り、それらを楽しむのも良いだろう。
しかし、この先にはそれらを遥かに凌ぐ絶景が待っている。


耳岩を仰ぎ見る

それが、この耳岩と呼ばれる頂上に着き出した岩だ。
突き出した岩の上からは、何も遮るもののない絶景が広がっているに違いない。


耳岩

岩場の道を進んでいくと、
やがて目の前に耳岩が姿を現した。
耳のように丸く突き出した岩。
そして、その向こうには何も無い空が広がっている。

遮る物もないため、かなり強い風が吹いている。
注意して岩によじ登っていくと、
冒頭に紹介した新名神の見える写真の景色が広がってくる。

新名神が見える

高速道路から見えていたあの岩山の上に立っている。
高速道路からここに立つ人の姿は見えるのだろうか。

強い風に一歩踏み外せば奈落の底というスリル感。
まさに絶景と呼べるポイントだ。


だが、今回の最終目的地はこの耳岩ではなく、天狗岩だ。
天狗岩はこれよりさらに15分ほど進まなければならない。

砦のような天狗岩

ついに姿を現した天狗岩
それは難攻不落の砦のような、壮観な姿だった。


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流爽ヶ滝 〜龍双ヶ滝〜
- 2009/08/23(Sun) -
滝が緑の間から見えてきた

福井県の鯖江インターから東へ約30分。
福井県下一の滝、「龍双ヶ滝」へと辿り着く。
県内で唯一の日本の滝百選に選ばれている。

さすがに百選滝とあって、駐車場も遊歩道も整備されて、
快適な滝鑑賞が楽しめる。
しかも、さほどメジャーになっていない滝のため、
人も少なく、滝を独り占めすることもできる。

岩の斜面を滑り落ちる

川の本流へと注ぎ込む滝で、
川の横の崖上から末広がりに流れてくる。

落差60m。
近づいてみるとなかなかの迫力だ。

すだれのように流れ落ちる

豪快に落ちてくる滝ではないが、
岩肌を沿うように流れ落ちてくる滝は爽快だ。
激しさがない分、すぐ近くまで寄る事ができ、
水蒸気をまとった涼しい空気を感じることができる。

真下から見上げる

真下に行って、見上げてみる。
巨大な流しそうめんを楽しんでいるようだ。

納涼の滝

是非とも夏に訪れて欲しい滝だと思う。
30度を超える真夏日でも、ここでは2〜3度は低い気温だろう。
爽快な風が流れている。

鮮やかな緑の木々の間から漏れる光が、
白い飛沫にキラキラと輝いている。




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