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宝石の落ちる滝壺 ~あかがねとよ~
- 2017/10/14(Sat) -
日本一滝が多い町を標榜している岐阜県下呂市の小坂町。
大小200もの滝があり、小坂の滝巡りと称して滝ツアーが開催されるまさに滝の町。

小坂の滝の中でも一番大きな滝は日本百選にも選ばれている根尾の滝だが、
滝までのアプローチが長いダート道ということで途中まで進むも
やはり普通車では厳しく、途中で断念。
ダートに入って1.5kmほどの場所にあるあかがねとよまでは
何とか進んで訪れることにした。

ダート道

巌立峡からダート道を1.5km。
普通車で慎重に進めば、この駐車スペースにたどり着く。
根尾の滝までも頑張れば普通車で進めそうだが、
やはり気を遣うので無理をせずここまで。

階段を降りる

看板の横から谷に降りる道を進む。
少し中に入れば、途端に大自然の中。
湿気に満ちた森の中で緊張感が高まる。

水があふれてくる場所

すぐに水の流れる場所にたどり着く。
断続的に雨が続くこの日、やはり水量は多い。
広い面積に水が流れていて、
なんとも原生的な渓流林の雰囲気。

右へ進む

看板があって、右があかがねとよ
左は隣の谷の唐谷滝
まずは右奥に水がグリーンに光るあかがねとよを目指す。

橋を渡ると正面に

近づくにつれてグリーンにの水が見えてくる。
あかがねとよは雨の少ない時期は滝にならずに枯滝になる時もあるようだが、
この日はたっぷりの水量。

枯れることもあるというが

正面まで近づいてみる。
噂に違わぬ美しい滝壺を持つ滝である。
薄いグリーンの水が波立ちながらどんどん押し流れてくる。
これだけの水量なのに濁りは全くない。
あかがねとよは水が落ちていなくても滝壺の水が枯れることはないという。

あかがねとよ

実際に落ちる滝の水より伏流水がたくさん湧き出ているのかもしれない。

この日はグリーンだったが、日によってはブルーになったり透明になったり
いろいろな色に変わるらしい。
色とりどりの宝石を落としたような魅惑の滝壺。

豊富な水量

あかがねとよという一風変わった名前は、
滝の岩壁が赤金・銅の色に見えることから来るらしい。
滝壺の水が多くてあまり落ち口に近づけないので、
赤金色には見ることはできなかったが、
グリーンの水はいつまでも眺めていたいような魅惑の滝壺だった。


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四つの美瀑 ~横谷峡~
- 2017/10/09(Mon) -
岐阜県下呂市の景勝地、横谷峡四つの滝を訪れた。
下呂市は日本屈指の滝の多い場所だが
その多くは御嶽山周辺に集中しており、
ここ横谷峡はそこから少し離れた御嶽山系からは異なる場所に位置している。

案内板

道路のすぐ横に4つの滝が落ちていて、
手軽に滝を楽しめる場所。
車で近くまで行っても良いし、遊歩道を歩いて散策することもできる。

一番下流側の白滝の駐車場に車を停めて、
まずは最寄りの白滝を目指す。

ヒル注意

道路から川の方へ降りていく坂道に白滝の看板。
そしてその横には一段と目立つ「ヒル注意!!」の看板。
なんと、この整備された観光地にもヒルの魔の手が押し寄せているとは。

この日は昨夜からの雨が少し残るまさにヒル日和。
足元を警戒しながら進む。

白滝の広い滝壺

坂道を降りて進むとすぐに滝が見えてきた。
広い滝壺が特徴的な白滝の姿。
緑の中から白いしぶきをあげながら滝つぼに落ちていく姿は、
本当にきれいな形をしている。

水量増えてる

水量も通常時よりかなり増えているようだ。
前日からの雨のおかげで、水が濁らない程度に増水していて、
滝としてはまさにベストコンディション。

同時にヒルの活動にとってもベストコンディションであるため、
できるだけ草むらに近づかず、舗装路や砂地の上にいるように気を遣う。
やはりヒルを気にしだしたらもうゆっくり撮影するどころではない。

二見滝

白滝の次は二見滝
川沿いの遊歩道を進むこともできるのだが、
遊歩道の上には草が覆いかぶさっている場所もあり、
この条件で進むのはまさにヒルの餌食になりに行くようなもの。
一度道を戻って車道に出て、二見滝の上に出てから
階段で滝壺まで降りることにした。

二見滝は白滝より少し小さいが、同じように大きな滝壺を持った、
こちらも美しい滝。
滝の上に覆いかぶさっている緑は、紅葉の時はさらに美しい色どりを与えてくれることだろう。

林道歩き

二見滝の後はまた車道に戻り、先へ進む。
次の紅葉滝までは少し距離があるので、車を取りに戻ろうかとも思ったが、
引き返すという行動が好きではないので、ここは前進することに。
と言っても、ヒルを回避しての消極的車道歩きだが。

紅葉滝は上から

800メートル歩いて紅葉滝へ下りる階段へ到着。
しかし、ここで問題が。
階段には伸びた雑草が覆いかぶさっていて、
少しやぶ漕ぎ気味に進まなければ滝つぼの前まで降りれそうにない。
こういう草の裏なんかにヒルは待ち構えていて、
人が通った時に服にとりつくのだ。

おいおい、ヒル注意の看板を立てるぐらいだったら、
こういう道の整備を先にやるべきだろ・・・
と心の中で悪態をついてみるが、
お金を払ってみているわけでもないので、それは虫の良い話。

注意しながら進んでるとやはり葉っぱの上に茶色い塊を発見してしまった。
奴だ・・・
突破するか迷ったが、悩んで立ち止まっていると
ヒルが寄ってくる可能性もあるので、
ここは素早く滝の撮影をして引き返すことにした。

一応、紅葉滝もクリア、ということで。

鶏鳴の滝

紅葉滝の次は四つの滝の最後を飾る鶏鳴滝。
黄金姫伝説も残る横谷峡の盟主的な滝だ。
車道をてくてく歩いてきたが、この鶏鳴滝の近くにも駐車場があり、
少し細い道が気にならなければ、二見滝を見た後に車でここまで来ることも可能だ。
鶏鳴滝と紅葉滝の距離も近く、この駐車場を拠点にして
二つの滝を見に行くこともできる。

鶏鳴滝は大トリをつとめるだけあって、
激しさと複雑さを兼ね備えた見ごたえのある滝。
斜めに突き刺さるように滑り落ちる水が滝壺へと突き刺さり、
滝壺からあふれ出した水がさらにもう一段滝となって
下流へと続いている。

跳ねる水しぶき

滝見ポジションはちょうど二つの滝の真ん中部分。
主瀑である正面の滝は、雨で水量が増えている影響かもしれないが、
斜めに突き刺さった水が岸壁にぶつかり、さらに跳ね上がるという
かなり強烈な流れになっている。

その勢いでヒルも洗い流していってくれたらよいのに、と思ったり・・・

横谷峡4つの滝、それぞれ見ごたえがある美瀑揃い。
願わくばヒルの恐怖がなく、ゆっくりと見物させてほしいとこではある。

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稲妻バレイ ~川浦渓谷~
- 2017/09/23(Sat) -
モネの池の次にどこに行こうかと行き着いたのが、ここ川浦渓谷
モネの池から車で北に30分。ここまで来る人は少ない。

川浦渓谷の橋の上から

川浦と書いて「かおれ」と読む。
到着するとすさまじい高さの谷に橋が架かっていて、
そこから見下ろすと怖いくらいの高度感。

反対側

橋の反対側は美しいグリーンの川。
まさに渓谷美といった感じ。

遊歩道を歩く

遊歩道も通っているので、車を停めて少し歩いてみることにする。

切り立った崖の上

遊歩道から川を見下ろすとギザギザに切り立った谷底。
そして美しくもエメラルドグリーンの川。
とてつもなく長い時間をかけて、グリーンの水が谷を削っていったのだろうか。

トンネルがあったり

途中でトンネルがあったりもする。

東屋が見えてきた

トンネルを抜けると東屋が見えてきた。
のんびりするならここでのんびりするのも良いだろう。

稲妻のような谷底

東屋の裏からまた谷をのぞき込むと、
やはり稲妻のような切り立った崖。
谷底の狭い場所に水が流れている。
近くに降りてみたいが、崖が険しすぎて、とてもではないが降りれるような場所はないようだ。

奥に小さな滝

さらに遊歩道を進んでいくと、細い滝がかかっている。
前日にかなり雨が降っていたのにこの水量ということは、
普段はほとんど水が流れていないのかもしれない。
細い流れから白糸の滝とでも名付けられそうだが、
どうも名前はないようである。

滝は渓谷の奥底に

岩肌をつたうように流れていき、最後は谷底の川に流れ込んでいる。
水量がないので滝は水しぶきを上げず、
岩の上に沿って静かに落ちている。
なかなか面白い形だ。

川は合流する

滝の落ちた川は支流で、今立っている橋の下を通り、
本流の川浦渓谷へと流れ込んでいる。

遊歩道は10分程度で回れるお手軽渓谷。
川浦渓谷はお手軽に絶景が楽しめる穴場スポットだった。



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名もなき池 ~モネの池~
- 2017/08/27(Sun) -
SNSを中心としたネットで話題になっているモネの池
ちょうど岐阜県近辺を訪れる機会があったので、
ちょっと寄り道になるが、旅行プランに組み込んでみた。

駐車場はいっぱい

到着したのは朝9時ごろ。
すでに駐車場は満車状態で、ここが人気スポットであることを
改めて実感する。

まだアジサイが

8月というのにアジサイがまだ残っていた。
周りは山に囲まれた場所のため、気温が低いのだろう。

人が集まっている

駐車場から田んぼの中の道を歩いて名もなき池を目指して歩く。
ただの池なのでどこにあるのかなと思っていたが、
たくさんの人が集まっているので、すぐに場所は分かった。
周りは田んぼと山しかない田舎の農村なのに、
かなり違和感のある人の群れ。

すごい人

池の周りは雨が降るにもかかわらず、たくさんの人たちが並んでいる。
ちょうど観光バスも到着したところで、
正面から池を見るベストポジションはほとんど入る隙間もない。
対岸はまだ少し人が流れていて、池をのぞき込めそうだったので
そちらから回ってみることにした。

綺麗な池だけど

少し色づいた水草にカラフルな錦鯉。
透明度もそこそこあるって綺麗だが、モネの池と話題になるほどでは…
といった感じ。池の底も泥で濁ってるように見えるし。
雨が降っているから濁っているのかなと思ったりしたが、
対岸にいる人たちからは綺麗という声が鳴りやまない。

反対側に回ると

人の波にもまれながら反対側に回ると印象はガラッと変わった。
確かにこちらからだと光の当たり方のせいなのか、
水草と錦鯉が良い感じに絵画のように見えてくる。

見えてきた

鯉が集まってくると一段とカラフルになる。
底にたまっている泥?のようなものが、いい感じに水草の根元をぼやかして、
モネの絵画のような油彩画に見えてくるから不思議だ。
まあ、モネの絵をそんなにしっかり見たことはないのだが。

水草が枯れてなければ

なるほど、これはモネの池と話題になるのもわかる。
少し水草が枯れてしまっているが、季節的にもう少し早ければ
一番の見ごろだろうか。



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鍾乳洞のから生まれた峡谷 ~帝釈峡~
- 2017/07/16(Sun) -
川沿いの遊歩道

広島県神石高原町から庄原市にある帝釈峡にやってきた。
帝釈峡は中国地方でもかなり山深い場所にある秘境で、
今でこそ観光地になっているので簡単に訪れることができるが、
道が無ければ到底たどり着けない神の領域とも言える場所だ。

巨岩 

帝釈峡は全長約18kmの峡谷で、このような巨大な岩を水が浸食して
奇岩帯を形成している。
もともとこのあたりはカルスト台地であったため、
水が浸食しやすい場所なのである。

マップ 

今回は帝釈峡の最も北側に位置する上帝釈エリアを散策する。
途中には雄橋と呼ばれる巨大な岩の橋があるので、
とりあえずの目的地はそこに考えている。

洞窟から水 

駐車場から散策をスタート、川沿いの整備された遊歩道を進み、
途中に有料の鍾乳洞「白雲洞」をやり過ごし、しばらく進むと
道の左側にぽっかり口をあけた穴から水が流れ出している場所にたどり着いた。

唐門 

どうもこれが唐門と呼ばれる場所あるらしい。
水の流れ出している穴の横に、大きな亀裂のようなトンネルが現れた。
亀裂に通じる踏み跡があるので、少し脇道にそれて近づいてみる。

鍾乳洞の成れの果て 

亀裂は予想以上に大きく、中には水が流れていた。
亀裂の奥からはなんともいえない湿った冷気が漂ってくる。
明らかにここだけ気温が低い。
流れる水も水温が低いのだろう、夏の熱気に当てられて、
水蒸気が煙のように白くあがり、なんとも神秘的な光景を作り出している。
あちら側はまるで別世界のような感じだ。
おそらくここはかつての鍾乳洞があった場所なのではないか。
鍾乳洞が崩れてこの亀裂だけが残った…のかもしれない。

鬼の供養等 

唐門から遊歩道に戻り、もう少し進むと、
鬼の供養塔と呼ばれる奇岩が見えてきた。
巨大な石柱はその名の通り鬼の墓標のようにも見える。

立ち込める蒸気 

前日まで雨が降っていたため、水は少し濁り気味。
そのせいなのか、帝釈峡は体に纏わりつくように湿度が高く、
それでいてひんやりとした空気が漂っている。
そう、まるで鍾乳洞の中を歩いているかのように。

老婦人 

しばらく歩くと今回の最大の目的地である雄橋が現れた。
自然が作り出した巨大な石のアーチ。
長さ90メートル、幅19メートル、高さ40メートルもある日本一の大きさを誇る天然の橋で、
世界三大自然橋にも選ばれていること。
誰がノミネートしたのか分からないが・・・

橋の下 

雄橋の内側は色々なものが祭られている。
通称「神の橋」とも呼ばれる巨大な岩の橋は、
やはり信仰の対象になるのだろう。
巨石信仰なるものは日本各地に存在するが、
これだけの迫力のある巨石となると、
信仰心が無くても、威圧感は充分感じられる。

雄橋 

雄橋を抜けた反対側から。
やはりここもかつての鍾乳洞なのだろうか。
内側の壁が鍾乳洞のそれに近い気がする。

開けた 

そのあと急に道が開けてちょっと面食らう。
昔は公園のように少し整備していたのであろうか。
この辺りだけ木々が無く平らな場所に草むらだけ広がっている。

断魚渓 

遊歩道はまだ続いているので、もう少し奥まで行ってみよう。
断魚渓と呼ばれる少し急流になった場所がある。
今まで30分ほど歩いてきたが、ほとんどフラットな道のりで、
川の流れもほとんどゆるやかな流れだった。
ここに来てやっと勾配がついてきて、
川が小さな滝のようになっている。

トンネル 

次は人工のトンネル。
なんだかめぐるましく色々なものが現れる。
トンネル内に証明はないが、何とか射し込む光で地面は見える。
水溜りができたりして、中はじめじめ。
ここまで来るとそれまでの鍾乳洞感は完全に消えている。

廃墟 

トンネルを抜けるとそこは廃墟。
どうもここが養魚場跡らしい。
秘密のトンネルを抜けると、そこに村があったというシチュエーションは
ありがちなストーリだが、その村はすでに滅びていたというわけだ。

ここまでか 

このあたりに素麺滝があるようなのだが、どうも見当たらない。
そのうち道が草木によって遮られてしまった。
樹木のトンネルを少し潜って先に進んでみたが、
底から先は草が道を覆ってしまい、藪漕ぎ状態に。
マダニやヤマビルも怖いので、やはりここまでで引き返すことにした。

白雲洞 

途中でスルーした鍾乳洞「白雲洞」にも寄ってみる、
中は石筍が立ち並ぶとまでは行かないが、
鍾乳洞独特の石灰石が溶けたようなつるつるとした壁が続く。

縦長 

全体的に縦長の洞窟で、唐門で見たような亀裂のような形をしている。
やはり唐門は鍾乳洞が崩れて残った洞門という仮説は正しいような気がする。
洞内はほぼフラットで200メートルほど。
少し涼みがてらの良い休憩になった。

石雲山永明寺 

駐車場から帝釈峡とは反対側に古びたお寺があるので立ち寄ってみた。
石雲山永明寺という絶壁の下に建つ古いお堂。
今にも後ろの壁に押しつぶされそうだ。

なんかある 

その裏手の絶壁の下に謎の空間があるのを見つけた。
これは何かある。秘密の入口か。

鐘の奥 

ぐるっと回り込んで、穴の近くに行くと、鐘突き場にたどり着いた。
ここはお寺の一部と言うことか。

奥に進める 

奥にも進めるようだ。
先ほど遠くから見えた橋も渡れるらしい。

賽の河原 

奥はやはり洞窟状になっていた。
積まれた石が並ぶ、賽の河原と言う場所らしい。
ここも雄橋と同じく神聖な場所なんだろう。

鍾乳洞によって造られた帝釈峡。
鍾乳石が長い年月をかけて水に削られ溶かされてできた奇岩群。
なかなか見所の多い場所だった。


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