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まぼろしの青い滝 〜おしらじの滝〜
- 2018/12/02(Sun) -
夏休み明けにちょうど関東方面に出張が入ったので、
前乗りして二日間滝巡りをすることにした。
話題になっている栃木県矢板市のおしらじの滝を一度訪れてみたかったので、
初日は矢板市から那須塩原方面。二日目は日光を中心に巡ることに。

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おしらじの滝は矢板市北部の八方ヶ原のエリアにある。
最近まで知る人ぞ知るまぼろしの滝だったが、
遊歩道が整備されてから一気に人気が爆発しつつある。
それなりに広い駐車スペースがあるのだが、微妙に停める場所がなく、
少しスルーして先に進んだら、もう1箇所駐車スペースがあったので、
そこに無事駐車。

DSC06557.jpg

入り口には最近設置されたであろう新しい看板。
その向こうには割としっかりした遊歩道。
おそらく数年前までは踏み跡程度の道だったのだろう。
入り口の無造作感がそう感じさせる。

DSC06561.jpg

遊歩道に足を踏み入れると、そこはもう大自然だった。
道は整備されているとはいえ、土を踏み固めた程度なので、
しっかりした装備が必要だと感じる。
周囲は人の手の入っていない原生林。
道から逸れると一瞬にして自然に飲み込まれるだろう。

DSC06564.jpg

道は時折荒れる。
雨で水が流れたところに人が入るので、
さらに土が泥状になるのだろう。
あまり泥濘に足を突っ込むと靴が汚れるので、
濡れている地面は避けながら進む。

DSC06567.jpg

15分くらいひたすら下り道を進んでいると、
大きな岩とその向こうに人工の足場が見える。
どうも水場の気配がする。

DSC06569.jpg

岩を回り込むと青い滝壺が見えた。
これがおしらじの滝の滝壺。
その神秘的な深く青い水溜りは一目でそれとわかる。

DSC06578.jpg

奥が滝の落ち口なのだが、噂通り滝は落ちていない。
少し岩肌を濡らすだけ。
そもそも滝を見に来たというより滝壺を見に来たので、
特に問題はない。
このおしらじの滝は雨の次の日ぐらいしか水が流れていないようで、
まさにまぼろしの滝と言ったところだ。

DSC06585.jpg

陽の光はタイミングが悪く、滝壺の端っこの方しか差し込んでいない。
光が当たらなくても綺麗なのだが、光が当たった部分はひときわ青く輝き、
神々しいまでの美しさ。
周りの緑に覆われた岩肌といい、環境も含めて素晴らしいシチュエーション。

滝は流れていないのだが、滝壺からあふれ出した水は
川となって下流に流れ出している。
流入する流れがないのにこれだけ水が溢れるということは、
滝壺の底から伏流水が湧き出しているのかと思われる。
地下で濾過された水なのでこれだけ美しい水が保たれるのだろう。

DSC06593.jpg

岩を乗り越えて少し下流を覗いてみる。
滝壺の深い青さはないのだが、周囲の緑が溶け込んで
緑に揺らぐ水面もなかなか魅力的だ。

DSC06616.jpg

角度を変えて横から見て見ても、深い青さは変わりない。
正面からの方が光の角度で少し明るく綺麗だが、
横からは少し怖いくらいの青。

DSC06634.jpg

おしらじの滝が人気になるのも頷ける。
青くても高い透明度なので底まではっきり見える。
おそらくそれなりの深さはあるのだろうが、
底が見えるとどうも浅く見えてしまう。

しばらくちょこちょこ移動しながら撮影していたが、
明らかにこの滝だけを撮影しに来たカメラマンが数人いたし、
観光客は入れ替わり立ち替わり訪れてくる。

人は多いのだが周りの環境は秘境感満載で、
まさにお手軽に訪れることのできる神秘的な秘境という感じ。
あまり整備されすぎずに保全していきたい素敵な場所だった。


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繊細優美な京都滝 ~霧降の滝~
- 2018/10/08(Mon) -
自分の住んでいる高槻のJRの駅にディスプレイされているので知った霧降の滝
高槻にこんなすごい滝があるのかと見てみたら、京丹後市だと・・・。

まあこれも何かの縁ということで、
ぐるっと京都北部を回るついでに寄ってみることにした。

遊歩道を歩く

道中は細い道だが、駐車場は5台ほど停められるスペースがあり、
アクセスは比較的容易だ。
遊歩道も整備されており、10分程度で滝にもたどり着くようである。

DSC03540.jpg

歩き出してほどなく現れる小さな滝。
人工的に造られたような気もするが、形は綺麗である。

川沿いを進む

さらに遊歩道歩き。
川はあまり水量はなく、滝も水があれば名瀑というパターンになる予感。
丹後半島にはかなり落差のある滝もあるのだが、
どこもかしこも水量に難がある。
もともと山がそれほど深くないので、雨が降っても長い時間水を貯めていられないのだ。

遠くに見える

石垣の痕跡が残る杉並木。
昔は人が住んでいたのか、作業場でもあったのか。
風化した石積みはなかなか風情がある。
そして杉並木の向こうにちらりと見える滝姿。

緑が映える

姿を現した霧降の滝は想像以上にスケールの大きい滝であった。
落差は20メートルという事らしいが、それ以上の高さがありそうな感じがする。

紅葉もよさそう

何より印象的なのは周りの緑とのコントラスト。
先ほどの杉林と打って変わって、滝の周りは広葉樹が広がっている。
明るい緑のバックに滝の流れが映える。

細やかな流れ

黒い岩肌を細かい水が幾筋も流れ落ちる。
水量はけして多くないが、これぐらいの水量がちょうど良いのかもしれない。

霧が降ってくる

でこぼこした岩肌を何筋もの水がぶつかり霧状になってまた下へと落ちていく。
まるで霧が落ちていくかのようだ。

DSC03556.jpg

これは期待値以上のあたりの滝かもしれない。
京都は滝不毛の地と言われていて、見ごたえのある滝は、
百選に選ばれている「金引の滝」のほか、最大落差の「今福の滝」ぐらいだったが、
この霧降の滝を加えて三大京都滝にしても良いのではないか。

繊細にして優美。
紅葉のシーズンにも訪れたいと思う美しい滝である。


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七段の蛇綱 ~今福の滝~
- 2018/09/09(Sun) -
防護柵

京都府の宮津にある今福の滝
近くに百選滝の金引の滝があるが、こちらのほうがかなりスケールが大きい。
何年も前に訪れたことがあるが、7段の滝すべてを見損なっていたので、
今回は再訪である。

前回より立派になった鹿猪防護柵を手で空けて進める。
金引の滝に比べてマイナーな滝なので、
道も対向車があれば死亡する農道を通っていく。

入口

通れば忘れず柵を閉めて進もう。
柵を過ぎて林の中に入ればすぐに今福の滝の入り口にたどり着く。
2~3台ぐらいしか停めるスペースのない場所だが、
整備はされている。

分岐

まっすぐに伸びる杉林の中の道を進むと、
すぐに分岐へと差し掛かった。
ここはひとまず右へと進む。

滝神社

右へ進むと滝神社が現れた。
昔に来た時より建物が綺麗になっているような気がする。
元々、この滝が世に知られるようになったのは、
地元の人たちが整備したおかげだという。
実際に測量されたのは1996年というかなり近年になってからのもの。
江戸時代の記述にもこの滝の存在は確認できるのだが、
いつしか忘れ去られ、たどり着けないほど自然に埋もれていたということらしい。

DSC03367.jpg

滝の横には今福の滝の下段が流れている。
奥にちらりと除いているのが4段目の滝、その下に5段6段7段と続くのだが、
下段は滝と呼べるほど大きくないのでよくわからない。
4段目の滝下にも行けそうだが、
濡れた岩肌が滑りそうだし、それほど大きな滝ではないので回避することにした。

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滝神社から伸びている川沿いの道を進むと、
4の滝、つまり4段目の滝の横に出てきた。
まあ、ここまではこの滝の前座。
7段の滝と言えば語呂が良いので、無理やり下流の流れも
滝にしてしまった感がある。

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4の滝を抜けると、目の前の斜面に3の滝が現れる。
これまでの小さな滝とは異なり、大きな滝だ。
遊歩道のメインルートを外れて、分岐する斜面を下っていくと
3の滝の正面に出ることができる。
滝前は広いスペースになっていて、ここに降り立つと
迫力のある滝を見上げられる。

DSC03407.jpg

前回来たときはここを見逃していたのだが、
今福の滝の醍醐味を味わうのなら、この位置が最大の見どころ。
3の滝のすぐ上に見えるのが2の滝。
ただ直下まで来てしまうと上の2の滝の方が見えないのだが、
跳ね上がる白い流れは迫力十分。
強烈な逆光になってしまったが、
これが逆に水しぶきを光輝かせて綺麗である。

DSC03426.jpg

またメイン遊歩道に戻って進むと、
滝展望所にたどり着いた。
先ほど下から眺めていた2の滝と3の滝を一望できる場所である。
下から見ていると良くわからなかったが、
遠望すると非常に長大な滝だということがわかる。

この今福の里では稲藁で作った大蛇を担いで家々を回る行事が行われている。
その大蛇の化身のような姿をした長大な滝である。

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さらに道を進んで行くと2の滝の落ち口まで行くことができた。
急斜面を水が滑り落ちていく。
水量は少なめだが、大雨の次の日などは、
大蛇が荒れ狂う竜となって姿を現すだろう。

DSC03447.jpg

振り返れば1の滝。
7段すべてで総落差78メートル。
京都府下ではナンバー1の滝で間違いない。

蛇綱の里と呼ばれる今福の人たちが、
こんな素晴らしい滝を開拓してくれて感謝です。



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激しすぎる打たせ水 ~新滝~
- 2018/06/17(Sun) -
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続いては新滝
清滝のすぐ近くに落ちていて、
王滝村を代表する滝行の滝の一つ。
こちらもアクセスは楽で、駐車場からしっかりとした遊歩道を
少し歩けばたどり着きます。

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入口には新滝参道の看板。
参道の名前の通り、この滝も王滝村では神聖な場所とされており、
御嶽山に上る前には必ずここで身を清めていたという。

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渓流沿いの道を進む。
日も暮れかけていて今日の滝巡りもこの滝で最後になりそうだ。
時折ゲリラ豪雨に遭遇したこの日の不安定な天候のおかげで、
水量もいくばくかは増えているようだ。
薄暗くなってくる山中で響く激しい流れの音は少々不気味ではある。

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しばらく歩くと滝が見えてきた。
木々の間に現れる白い帯。
手前には小屋が見える。
滝行用の脱衣場だろうか。

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近づくとやはりそうだ。
しかし、看板に滝つぼでの「つり」はお止めくださいの文字が。
こんな滝壺で釣りをする人がいるのか!?
なんか、昔行った植魚の滝の滝壺で釣りをする人がいたのを思い出した。

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小屋の横から滝の下に抜けると、
頭上から大量の水が降り注いでくる。
空中に飛び出した水が塊になって隕石のように落下してくるようだ。

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落下した水は激しく地面にたたきつけられる。
水量が増えているとはいえ、この下での滝行は殺人行為だ。
いつもの水量は分からないが、この激しすぎる打たせ水で修行するなんて、
どれだけ厳しい鍛錬なんだろう。

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滝の裏側は洞窟状になっており裏見も可能な滝になっている。
全国にいくつも裏見の滝が存在するが、
たいてい滝裏に祠が作られたりしている。
この新滝も例に漏れず立派な祠が建てられていた。

しかし、こういう後ろで爆音を響かせる滝があるシチュエーションでは、
落ち着いて参拝する気にはなれないのだが・・・

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振り返ると完璧なまでの裏見の滝
晴れた空から激しいゲリラ豪雨。
落差は30メートル。お手軽滝なのでさほど期待していたわけではないが、
滝の形、水量、シチュエーションとすべて完璧な素晴らしい滝だ。
御嶽山周辺の滝巡りの大トリとして申し分ない。

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激しすぎる打たせ水は、聖なる水の槍となって地面に突き刺さる。
空中を飛んでいる時間が長いので、落ちる前に水が砕けてしまい
滝壺ができにくい滝なんだろう。
その分、直下まで歩いて行けるので、滝行に適した滝とは言える・・・

いや、待てよ・・・
どっちにしろ釣りができる滝壺ないじゃん。


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清めの行場 ~清滝~
- 2018/05/26(Sat) -
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王滝村というのはどこに行っても何かしら神聖な雰囲気を持っている。
御嶽山を死後の魂の安住の地とする御嶽信仰の村で、
至る所に鳥居が建てられ、様々な自然が御神体として崇められている。

清滝も行場として神聖な地になっているのだろう、
写真を撮るのははばかれたが、ここを訪れたときも
白装束の数人の女性が清滝に向けてお経を唱えていた。

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清滝は道路からすぐの場所にあるのだが、
メインの滝見道は崩落により立ち入り禁止。
その代わりに臨時の遊歩道が隣に設置されていた。

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こういう滝見道が崩落してもなかなか復旧できないものだが、
王滝村にとって清滝はやはり大切な存在なんだろう。
メインの道の復旧に時間がかかると見るや、別ルートをすぐに整備してしまったようだ。

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階段をまっすぐ登っていくと、赤い滝が見えてきた。
清滝へ到着である。
滝巡りとしては少々味気ないが、時間も夕方になっていたので
早く到着するのはありがたい。

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緑の切れ目から見えるレースのカーテンのように見える滝姿。
神秘のヴェールのようにやさしく水が落ちている。
滝壺はなく、どうも人工的な足場が作られている。
隣に小屋があるので、ここは滝行の場なのだろう。

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清滝は落差約30メートル。
いくら優しい流れとは言えこれだけの滝に打たれるとなると
かなりの衝撃だろう。

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訪れた日は前日も雨が降ったりで水量が増えている方かもしれない。
水が落ちてくる場所は、激しいゲリラ豪雨のように水が打ち付け、
地面に落ちた水も跳ね上がっている。
下に入ると息もし辛い状態になるだろう。

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滝巡りはしても滝行には縁はないが、
見ているだけで心が清められるような、素晴らしい滝であることは間違いない。

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