FC2ブログ
2018 09 ≪  10月 12345678910111213141516171819202122232425262728293031  ≫ 2018 11
繊細優美な京都滝 ~霧降の滝~
- 2018/10/08(Mon) -
自分の住んでいる高槻のJRの駅にディスプレイされているので知った霧降の滝
高槻にこんなすごい滝があるのかと見てみたら、京丹後市だと・・・。

まあこれも何かの縁ということで、
ぐるっと京都北部を回るついでに寄ってみることにした。

遊歩道を歩く

道中は細い道だが、駐車場は5台ほど停められるスペースがあり、
アクセスは比較的容易だ。
遊歩道も整備されており、10分程度で滝にもたどり着くようである。

DSC03540.jpg

歩き出してほどなく現れる小さな滝。
人工的に造られたような気もするが、形は綺麗である。

川沿いを進む

さらに遊歩道歩き。
川はあまり水量はなく、滝も水があれば名瀑というパターンになる予感。
丹後半島にはかなり落差のある滝もあるのだが、
どこもかしこも水量に難がある。
もともと山がそれほど深くないので、雨が降っても長い時間水を貯めていられないのだ。

遠くに見える

石垣の痕跡が残る杉並木。
昔は人が住んでいたのか、作業場でもあったのか。
風化した石積みはなかなか風情がある。
そして杉並木の向こうにちらりと見える滝姿。

緑が映える

姿を現した霧降の滝は想像以上にスケールの大きい滝であった。
落差は20メートルという事らしいが、それ以上の高さがありそうな感じがする。

紅葉もよさそう

何より印象的なのは周りの緑とのコントラスト。
先ほどの杉林と打って変わって、滝の周りは広葉樹が広がっている。
明るい緑のバックに滝の流れが映える。

細やかな流れ

黒い岩肌を細かい水が幾筋も流れ落ちる。
水量はけして多くないが、これぐらいの水量がちょうど良いのかもしれない。

霧が降ってくる

でこぼこした岩肌を何筋もの水がぶつかり霧状になってまた下へと落ちていく。
まるで霧が落ちていくかのようだ。

DSC03556.jpg

これは期待値以上のあたりの滝かもしれない。
京都は滝不毛の地と言われていて、見ごたえのある滝は、
百選に選ばれている「金引の滝」のほか、最大落差の「今福の滝」ぐらいだったが、
この霧降の滝を加えて三大京都滝にしても良いのではないか。

繊細にして優美。
紅葉のシーズンにも訪れたいと思う美しい滝である。


=======================
ブログランキングに投票お願いします!
クリックしてもらえると、今後の更新の励みになります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

FC2ブログランキング




人気ブログランキングへ

「たびねす」でも記事を書いてます。
たびねす

この記事のURL | 京都 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
七段の蛇綱 ~今福の滝~
- 2018/09/09(Sun) -
防護柵

京都府の宮津にある今福の滝
近くに百選滝の金引の滝があるが、こちらのほうがかなりスケールが大きい。
何年も前に訪れたことがあるが、7段の滝すべてを見損なっていたので、
今回は再訪である。

前回より立派になった鹿猪防護柵を手で空けて進める。
金引の滝に比べてマイナーな滝なので、
道も対向車があれば死亡する農道を通っていく。

入口

通れば忘れず柵を閉めて進もう。
柵を過ぎて林の中に入ればすぐに今福の滝の入り口にたどり着く。
2~3台ぐらいしか停めるスペースのない場所だが、
整備はされている。

分岐

まっすぐに伸びる杉林の中の道を進むと、
すぐに分岐へと差し掛かった。
ここはひとまず右へと進む。

滝神社

右へ進むと滝神社が現れた。
昔に来た時より建物が綺麗になっているような気がする。
元々、この滝が世に知られるようになったのは、
地元の人たちが整備したおかげだという。
実際に測量されたのは1996年というかなり近年になってからのもの。
江戸時代の記述にもこの滝の存在は確認できるのだが、
いつしか忘れ去られ、たどり着けないほど自然に埋もれていたということらしい。

DSC03367.jpg

滝の横には今福の滝の下段が流れている。
奥にちらりと除いているのが4段目の滝、その下に5段6段7段と続くのだが、
下段は滝と呼べるほど大きくないのでよくわからない。
4段目の滝下にも行けそうだが、
濡れた岩肌が滑りそうだし、それほど大きな滝ではないので回避することにした。

DSC03376.jpg

滝神社から伸びている川沿いの道を進むと、
4の滝、つまり4段目の滝の横に出てきた。
まあ、ここまではこの滝の前座。
7段の滝と言えば語呂が良いので、無理やり下流の流れも
滝にしてしまった感がある。

DSC03392.jpg

4の滝を抜けると、目の前の斜面に3の滝が現れる。
これまでの小さな滝とは異なり、大きな滝だ。
遊歩道のメインルートを外れて、分岐する斜面を下っていくと
3の滝の正面に出ることができる。
滝前は広いスペースになっていて、ここに降り立つと
迫力のある滝を見上げられる。

DSC03407.jpg

前回来たときはここを見逃していたのだが、
今福の滝の醍醐味を味わうのなら、この位置が最大の見どころ。
3の滝のすぐ上に見えるのが2の滝。
ただ直下まで来てしまうと上の2の滝の方が見えないのだが、
跳ね上がる白い流れは迫力十分。
強烈な逆光になってしまったが、
これが逆に水しぶきを光輝かせて綺麗である。

DSC03426.jpg

またメイン遊歩道に戻って進むと、
滝展望所にたどり着いた。
先ほど下から眺めていた2の滝と3の滝を一望できる場所である。
下から見ていると良くわからなかったが、
遠望すると非常に長大な滝だということがわかる。

この今福の里では稲藁で作った大蛇を担いで家々を回る行事が行われている。
その大蛇の化身のような姿をした長大な滝である。

DSC03465.jpg

さらに道を進んで行くと2の滝の落ち口まで行くことができた。
急斜面を水が滑り落ちていく。
水量は少なめだが、大雨の次の日などは、
大蛇が荒れ狂う竜となって姿を現すだろう。

DSC03447.jpg

振り返れば1の滝。
7段すべてで総落差78メートル。
京都府下ではナンバー1の滝で間違いない。

蛇綱の里と呼ばれる今福の人たちが、
こんな素晴らしい滝を開拓してくれて感謝です。



=======================
ブログランキングに投票お願いします!
クリックしてもらえると、今後の更新の励みになります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

FC2ブログランキング




人気ブログランキングへ

「たびねす」でも記事を書いてます。
たびねす


この記事のURL | 京都 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
激しすぎる打たせ水 ~新滝~
- 2018/06/17(Sun) -
DSC01523 - コピー

続いては新滝
清滝のすぐ近くに落ちていて、
王滝村を代表する滝行の滝の一つ。
こちらもアクセスは楽で、駐車場からしっかりとした遊歩道を
少し歩けばたどり着きます。

DSC01508 - コピー

入口には新滝参道の看板。
参道の名前の通り、この滝も王滝村では神聖な場所とされており、
御嶽山に上る前には必ずここで身を清めていたという。

DSC01511 - コピー

渓流沿いの道を進む。
日も暮れかけていて今日の滝巡りもこの滝で最後になりそうだ。
時折ゲリラ豪雨に遭遇したこの日の不安定な天候のおかげで、
水量もいくばくかは増えているようだ。
薄暗くなってくる山中で響く激しい流れの音は少々不気味ではある。

DSC01517 - コピー

しばらく歩くと滝が見えてきた。
木々の間に現れる白い帯。
手前には小屋が見える。
滝行用の脱衣場だろうか。

DSC01519 - コピー

近づくとやはりそうだ。
しかし、看板に滝つぼでの「つり」はお止めくださいの文字が。
こんな滝壺で釣りをする人がいるのか!?
なんか、昔行った植魚の滝の滝壺で釣りをする人がいたのを思い出した。

DSC01538 - コピー

小屋の横から滝の下に抜けると、
頭上から大量の水が降り注いでくる。
空中に飛び出した水が塊になって隕石のように落下してくるようだ。

DSC01544 - コピー

落下した水は激しく地面にたたきつけられる。
水量が増えているとはいえ、この下での滝行は殺人行為だ。
いつもの水量は分からないが、この激しすぎる打たせ水で修行するなんて、
どれだけ厳しい鍛錬なんだろう。

DSC01565 - コピー

滝の裏側は洞窟状になっており裏見も可能な滝になっている。
全国にいくつも裏見の滝が存在するが、
たいてい滝裏に祠が作られたりしている。
この新滝も例に漏れず立派な祠が建てられていた。

しかし、こういう後ろで爆音を響かせる滝があるシチュエーションでは、
落ち着いて参拝する気にはなれないのだが・・・

DSC01568 - コピー

振り返ると完璧なまでの裏見の滝
晴れた空から激しいゲリラ豪雨。
落差は30メートル。お手軽滝なのでさほど期待していたわけではないが、
滝の形、水量、シチュエーションとすべて完璧な素晴らしい滝だ。
御嶽山周辺の滝巡りの大トリとして申し分ない。

DSC01574 - コピー

激しすぎる打たせ水は、聖なる水の槍となって地面に突き刺さる。
空中を飛んでいる時間が長いので、落ちる前に水が砕けてしまい
滝壺ができにくい滝なんだろう。
その分、直下まで歩いて行けるので、滝行に適した滝とは言える・・・

いや、待てよ・・・
どっちにしろ釣りができる滝壺ないじゃん。


=======================
ブログランキングに投票お願いします!
クリックしてもらえると、今後の更新の励みになります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

FC2ブログランキング




人気ブログランキングへ

「たびねす」でも記事を書いてます。
たびねす


この記事のURL | 長野 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
清めの行場 ~清滝~
- 2018/05/26(Sat) -
DSC01466.jpg


王滝村というのはどこに行っても何かしら神聖な雰囲気を持っている。
御嶽山を死後の魂の安住の地とする御嶽信仰の村で、
至る所に鳥居が建てられ、様々な自然が御神体として崇められている。

清滝も行場として神聖な地になっているのだろう、
写真を撮るのははばかれたが、ここを訪れたときも
白装束の数人の女性が清滝に向けてお経を唱えていた。

DSC01465.jpg

清滝は道路からすぐの場所にあるのだが、
メインの滝見道は崩落により立ち入り禁止。
その代わりに臨時の遊歩道が隣に設置されていた。

DSC01474.jpg

こういう滝見道が崩落してもなかなか復旧できないものだが、
王滝村にとって清滝はやはり大切な存在なんだろう。
メインの道の復旧に時間がかかると見るや、別ルートをすぐに整備してしまったようだ。

DSC01475.jpg

階段をまっすぐ登っていくと、赤い滝が見えてきた。
清滝へ到着である。
滝巡りとしては少々味気ないが、時間も夕方になっていたので
早く到着するのはありがたい。

DSC01479.jpg

緑の切れ目から見えるレースのカーテンのように見える滝姿。
神秘のヴェールのようにやさしく水が落ちている。
滝壺はなく、どうも人工的な足場が作られている。
隣に小屋があるので、ここは滝行の場なのだろう。

DSC01484.jpg

清滝は落差約30メートル。
いくら優しい流れとは言えこれだけの滝に打たれるとなると
かなりの衝撃だろう。

DSC01497 - コピー

訪れた日は前日も雨が降ったりで水量が増えている方かもしれない。
水が落ちてくる場所は、激しいゲリラ豪雨のように水が打ち付け、
地面に落ちた水も跳ね上がっている。
下に入ると息もし辛い状態になるだろう。

DSC01492.jpg

滝巡りはしても滝行には縁はないが、
見ているだけで心が清められるような、素晴らしい滝であることは間違いない。

=======================
ブログランキングに投票お願いします!
クリックしてもらえると、今後の更新の励みになります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

FC2ブログランキング




人気ブログランキングへ

「たびねす」でも記事を書いてます。
たびねす


この記事のURL | 長野 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
御嶽山の太古の森 ~油木美林~
- 2018/04/08(Sun) -
DSC01345.jpg

御嶽山へ上るルートはいくつかあるが、
木曽町から登るルートの麓付近に油木美林と呼ばれる原生林が広がる一帯がある。
そこにかかる「こもれびの滝」と「不易の滝」を巡るのが今回の目的。
さすがにここから御嶽山へ行くほどの実力はない。

DSC01346.jpg

最初は心地よい木漏れ日の中の森林ウォーキング。
遊歩道も整備されていて、快適に歩くことができる。

DSC01347.jpg

しかし、しばらく進むとそこは原生林の世界。
原生林と言えば響きはよいが、実際は多種多様な樹木に雑多に覆われ、
鬱蒼とした森林地帯。
整備されていない森は、心地よいというよりは人を拒むような薄暗さがある。
御嶽山の噴火や地震などの影響だろう、
遊歩道に大きな岩がごろんと転がっている。

DSC01353.jpg

こもれびの滝まではそう時間はかからない。
川の流れが見えてきて、奥に水しぶきを上げて落ちる小さな滝。
滝の部分だけ光が差し込み、これがまさしくこもれびの滝の所以だろう。
天気が良ければ光芒でも差し込みそうだが、
あいにくこのタイミングで曇り空になってしまった。

DSC01361.jpg

遊歩道から外れ、川の横を滝方向に進んでみる。
滝は2段になっていてそれぞれ小さな滝壺を持っているようだ。
黒い岩肌に白いしぶきが映える。
また覆いかぶさるような緑も水しぶきを浴びてより濃く緑に色づいている。

DSC01369.jpg

再び遊歩道に戻って上流へ向かって歩く。
ちょうどこもれびの滝の横を通っていくのだが、
上から見下ろすと滝壺の水が恐ろしいほどの濃いブルー。
やはり御嶽山の山麓だけあって、火山の成分も混ざっているのだろう。

DSC01373.jpg

油木美林を歩いていると様々なところから水が流れてきて、
清々しいエネルギーを感じる場所。
至る所に沢があり、周りの湿度が高いため、
苔が発達していて、緑に映える景色がとても美しい。

DSC01380.jpg

苔むした岩は日本庭園を思い浮かばせるのだが、
周りの景色は倒れて朽ちた木々にそれを乗り越えて育つ新しい木々。
まさに原生林の混沌とした世界が広がる。

DSC01383.jpg

火山の噴火と地震の後に訪れているので、
まだあまり復旧作業が入っていないのだろう。
原生林は太古の森の姿を取り戻すかのように、
遊歩道を飲み込んでいく。
古びた木々は容赦なく朽ちて倒れ、大雨時の濁流時に
川を流されていく。
そんな容赦ない自然の景色が広がってきたころ、
奥に不易の滝の姿を見ることができた。

DSC01386.jpg

観光滝とは一味違う、原生林の中を滴り落ちる滝。
倒れる木々に新しく芽吹く緑。
自然の新陳代謝のなかに落ちる不易の滝

DSC01390.jpg

不易という名は、太古より容姿を変えぬという意味から名づけられたのだが、
幾多の生死を繰り返しながら変わらずに存在しつづける、
そんな生命力のある滝のように見えた。

DSC01397.jpg

滝は見事な崖からまっすぐ下に落ちる直瀑なのだが、
特徴的なのはその下半分部分。
滝の流れよりはるかに広い幅から水が染み出るように滴っている。

DSC01402.jpg

かなりの量の水が伏流しているのだろう。
滝の途中から湧き水になってどんどんあふれ出している。
水があるために滝の岸壁に緑の草が生えてきたのだろうか。
華厳の滝のミニチュア版とも思える。

DSC01414.jpg

今回の油木美林の散策はこの不易の滝まで。
御嶽山の裾野に広がる太古の森で出会った素晴らしい滝。
そこは自然の生命力を十二分に感じられる場所だった。



=======================
ブログランキングに投票お願いします!
クリックしてもらえると、今後の更新の励みになります。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓

FC2ブログランキング




人気ブログランキングへ

「たびねす」でも記事を書いてます。
たびねす

この記事のURL | 長野 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
| メイン | 次ページ